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任天堂

出だし好調の「Wii Fit」、次に続くかがカギ

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2007年12月5日(水)

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 「従来のゲームや『脳トレ』のような教育関連のソフトにも関心を持たなかったような、これまで任天堂のメッセージが届かなかったお客様でも、『Wii Fit』には興味を持っていただけるかもしれない」

 任天堂の岩田聡社長がこう話す新たな「Wii(ウィー)」向けのソフトが、12月1日、家電量販店などで発売された。さらなるWiiの拡販を狙って12月のクリスマス商戦にぶつけた、健康をテーマにした戦略商品である。

 5月時点で3万〜4万円台だった任天堂の株価は、上場来高値の更新を続けながら上昇し、11月1日には一時7万3200円の値をつけ、時価総額は10兆円を超えた。

 その後、調整局面に入ったものの、11月下旬から回復基調へ。12月4日時点の終値は6万8400円、時価総額は9兆6193億円と、トヨタ自動車(7203)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)に次ぐ国内3位の座は揺るいでいない。

「Wii Fit」、量販店では品切れ続出

 だが、岩田聡社長が「ゲームプラットフォームのビジネスはリスクがすごく大きい」と語るように、好調が続く保証はない。国内で2000万台を突破した携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」は、今後数年間安定収益をもたらすと見てよいが、Wiiは、まだ圧勝という段階にはない。株価がさらに上値を追うのか、調整が進むのかは、この12月のクリスマス商戦に懸かっていると言える。

 当面の任天堂の収益の成長をもたらすうえで重要なWii Fitは、体重計のような「バランスボード」とセットで販売されるこの製品は、ヨガやスキージャンプなどの40種類以上の運動やゲームが楽しめる。自分のBMI(肥満度を測る指数)を日々記録でき、楽しみながら健康になろうという新しいコンセプト製品だ。

 滑り出しは好調。ビックカメラなどの家電量販店では発売日に行列ができるほどの人気ぶりで、翌日以降、Wii本体とともに品切れになる店が続出した。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)や健康に対する関心の高まりなどが、好調な出だしをもたらしたかもしれない。

北米市場で大人気、次世代機で首位に

 立ち上がりが遅かった北米市場でも、WiiはDSを超える勢いで出荷を伸ばしている。クリスマス商戦の開始週とも言える11月18〜24日、Wiiは週間の集計としては発売以来最高となる35万台の販売を記録した。これは、欧米で好調とされる米マイクロソフトの「Xbox360」が、11月の1カ月間かけて北米で販売した数に匹敵する。

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日経ビジネス編集部が、NBonline(日経ビジネス オンライン)上で定点観測していく100社のこと。100社は東京証券取引所第1部に上場する企業のうち、CSR(企業の社会的責任)と成長性を中心に日経ビジネス編集部が独自に選定した。このコラムでは、100社の動向や経営戦略を解説していく。NB100およびNB100株価インデックスについては、こちらのページを参照いただきたい。

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