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インテリジェンスの急成長支える“報奨”制度とは

企業DNAを体現した社員を社員同士が投票し決定

  • 杉山 泰一

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2007年12月6日(木)

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 転職支援・人材派遣サービス大手のインテリジェンスは、およそ5年前の2002年9月期は年商234億円だったのが、2006年7月に行った学生援護会の吸収合併などを経て、今期(2008年2月期)は914億円の売上高を見込むまでに急成長している。

 そんな同社の活気ある組織作りを支える大きな柱の1つが、企業理念を実践できた社員を社員同士がお互いに投票し合って選ぶ「DNA賞」であることは人事組織の専門家の間でもあまり知られていない。

 4つの事業それぞれにつき半期ごとに投票で受賞者を選んでいる。2007年10月に、第8回目になるDNA賞の受賞者を社内で発表した。

半期に1度、事業ごとに理念実践のベスト社員を選出

 もともと同社の最大の武器は、上昇志向の強い若手社員の多さだと言われる。鎌田和彦社長や、会長でありUSEN社長を兼任する宇野康秀氏ら経営幹部に憧れて入社する社員が少なくない。3000人以上の従業員を抱えるにもかかわらず平均年齢は31歳そこそこと若い。

 だが、そんな同社が、およそ5年前に壁にぶち当たっていた。2001年10月~2002年3月の半期で赤字決算に陥ったのだ。

 半期とはいえ、初めての赤字決算に危機感を抱いた同社は、企業理念を明文化し、浸透させることで組織の求心力を取り戻す必要があると考えた。創業期は一体感が強かった同社だが、急成長するにつれて安定志向など多様な価値観を持つ人材が入り交じり、サービス品質が不安定になったり、業務に非効率な面が目立ち始めていたのだ。

 また、もともと起業家精神にあふれた人材が多い同社だけに、有能な人材が離職してしまうケースが多いことも問題だった。組織の一体感を高める策が必要になっていた。

 まず2002年10月に企業理念を明文化。さらに、2002年度(当時は9月期決算のため2003年9月期)の年度末から、DNA賞を創設した。

「5つのDNA」に絡めて全員が推薦文を書く

 DNA賞は2002年に定めた5つの行動指針のいずれかを部内で一番実践できている社員を選出する。5つの行動指針とは、「社会価値の創造」「顧客志向」「プロフェッショナリズム」「チームプレー」「挑戦と変革」である。

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