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ホンダvsトヨタ、「近未来競争」

ロボット対決、ヒト型とモノ作り型で切磋琢磨

  • 伊藤 暢人,鷺森 弘

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2007年12月17日(月)

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東京・青山のホンダ本社ビル2階で飲み物を出して接客する2体の新型ASIMO

東京・青山のホンダ本社ビル2階で飲み物を出して接客する2体の新型ASIMO (写真:村田 和聡)

案内ロボットと握手する渡辺捷昭・トヨタ自動車社長。後ろはバイオリン演奏ロボ

案内ロボットと握手する渡辺捷昭・トヨタ自動車社長。後ろはバイオリン演奏ロボ (写真:村田 和聡)

 東京・青山のホンダ本社ビル──。「田中様、いらっしゃいませ」。受付カウンターで来客を出迎えた2足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」が、テーブルに誘導する。複数のテーブルで注文された飲み物をワゴンで運び、2体のアシモが手分けして配る。「ホットコーヒーと煎茶をお持ちしました」。

 ホンダは12月11日、複数のアシモが状況に応じて自律的に動き、接客する新しい知能化技術を公開した。サーバーとアシモ、アシモ同士で作業内容や位置情報をやり取りし、制御する。自分で充電し、正面から来る人の動きを予測して避ける機能も追加した。研究子会社の本田技術研究所の川鍋智彦専務は「生活空間で共存し、人に役立つロボットとして大きな1歩を踏み出した」と力説。ホンダは来年1月末まで本社で試験運用を行う。

 ホンダの発表に先立つ12月6日、トヨタ自動車は東京・お台場の自社施設に実機を持ち込み、ロボット技術について発表した。

 会場に響き渡ったのは、英国の第2の国歌と言われる「威風堂々」のバイオリン。演奏したのは左手の指で弦を押さえ、右手で弓を引くロボットだ。楽譜を電子データ化し、右手と左手をそれぞれにコントロールするという高度な制御技術を完成させた。

 また、今年8月から愛知県豊田市のトヨタの展示施設で案内役を務めているロボット「ロビーナ」も登場。約2万の単語を音声認識して簡単な挨拶をしたり、自分で障害物をよけながら車輪を使って動くこともできる。指関節を伸縮させてペンを握り、色紙に自分の名前をサインするなど、手の動きも滑らかだ。

新モビリティー社会創れ

 1週間の間に相次いでロボット技術を発表したホンダとトヨタ。先進性を競い合う両社だが、その生い立ちやアプローチは似て非なるものである。

 「鉄腕アトムを作ってくれ」。こんなホンダ首脳の掛け声の下、本田技術研究所がヒト型ロボットの開発に着手したのは1986年。工作機械メーカーから30歳でホンダに転じた若手研究者の下、極秘裏に進められた。

ヒト型で世界をリード

 当初から技術的に極めて困難な2足歩行に照準を絞った。あえて高い目標を設定して技術的なブレークスルーを実現するというのが、ホンダの哲学でもある。さらに、ホンダには「個人のモビリティーへのこだわりがある」(福井威夫社長)。自動車では移動できなくても、2足歩行なら行けるところはある。新しい移動手段の実現で、新たなモビリティー社会を創造する狙いもあった。

 研究は10年目の96年に開花した。アシモの前身である「P2」が20世紀中は困難と言われていた2足歩行を披露したのだ。その後は加速度的に開発が進む。初代のアシモを2000年に発表。2002年には、挨拶をしたり、握手をしたりする“知能”を備えたアシモが登場。身体機能も年々、充実させ、2005年には時速6kmで走ることにも成功した。

コメント1件コメント/レビュー

小さいところではストリームにシートサイズまで酷似したウイッシュの件から大きいところではロボット開発まで見事にホンダの後追いを続けているトヨタですが、結果的に商売として見事に成功しているのは技術者集団と商人集団の違いかなと思いながら見ております。次のトヨタの戦略はジェット機と太陽電池であると個人的には見ておりますがどうでしょうか?(2007/12/17)

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小さいところではストリームにシートサイズまで酷似したウイッシュの件から大きいところではロボット開発まで見事にホンダの後追いを続けているトヨタですが、結果的に商売として見事に成功しているのは技術者集団と商人集団の違いかなと思いながら見ております。次のトヨタの戦略はジェット機と太陽電池であると個人的には見ておりますがどうでしょうか?(2007/12/17)

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