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旭化成

ニチアス偽装問題で通期業績を下方修正

  • 谷川 博

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2007年12月18日(火)

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 年末恒例の日本漢字能力検定協会主催の「今年の漢字」に「偽」が選ばれた。

 今年は食品の賞味期限の改ざんなど企業の製品偽装が相次いで発覚したためだ。建材メーカーのニチアス5393の偽装問題もその1つ。同社は住宅用建材の耐火性能を偽って国の性能認定を取得、住宅会社にその製品を販売してきた。

 そして、このニチアス偽装問題の影響をもろに被ったのが旭化成だ。

約4万棟の住宅で改修工事が発生

 旭化成は、2001年7月以降に販売した戸建て住宅の一部でニチアス製建材を使用。入居済みの住宅を含む約4万棟で改修工事や仕様変更などを強いられることになった。

 その結果、旭化成では2008年3月期の連結業績予想の下方修正に追い込まれた。売上高は従来予想より150億円減の1兆7140億円(前期比5.5%増)、営業利益は同じく50億円減の1300億円(同1.7%増)となる見通しだ。

 旭化成は住宅改修工事費などの全額をニチアスに求償する方針だが、改修工事などに伴う工期の遅れから下期に販売を予定していた住宅の引き渡しが来期にずれ込む。そのため、通期の業績では従来予想を下回るのだという。

 実際、住宅事業の通期業績予想では売上高が従来予想比150億円減の3800億円(前期比6.3%減)、営業利益が同じく50億円減の190億円(前期比30.9%減)となる。この住宅事業の不振が全体の業績も押し下げる形となる。

 それでも、旭化成の2008年3月期の連結業績は5期連続で増収増益を達成。売上高、純利益ともに過去最高を更新する見通しだ。好調な他の事業が住宅事業の不振を補う格好になるからだ。

化学と繊維が住宅の“穴”を埋める

 特に好調なのが化学事業。通期の売上高は前期比10.0%増の8860億円、営業利益は同21.9%増の690億円と増収増益を見込む。海外需要の増大でアクリロニトリル(AN)やスチレンモノマー(SM)などの販売が増えるからだ。

 今後も原油価格の高騰でナフサやベンゼンなど原料費の上昇が見込まれているものの、ANやSMなどは世界的な需給逼迫などから市況が強含んでおり、製品の売値がコスト増加分を十分に吸収できる水準にあるという。

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