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頂上決戦、ダイハツvsスズキ

有望「軽」市場のシェア巡り新車種、新工場で火花

  • 佐藤 嘉彦

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2007年12月26日(水)

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 2007年、軽自動車市場で34年間シェア1位だったスズキを抑え、暦年でトップに躍り出ることが確実視されるダイハツ工業。12月、ダイハツは2年連続のシェアトップ獲得に向けた施策を立て続けに打ち出した。

フルモデルチェンジしたダイハツ「タント」。箕浦輝幸社長はシェア1位の継続を目指す

フルモデルチェンジしたダイハツ「タント」。箕浦輝幸社長はシェア1位の継続を目指す (写真:都築 雅人)

 まず、17日にはダイハツの人気車種「タント」をフルモデルチェンジ。新車発表会でダイハツの箕浦輝幸社長は「来年以降もシェアトップを継続していきたい」と意気込みを語った。

 その2日後の19日には、生産子会社、ダイハツ九州大分第2工場の竣工式を行った。新工場の特徴は軽自動車の生産に特化したことだ。これまでのダイハツの工場では小型車も生産できる汎用ラインとしていたため、軽自動車を生産するには無駄な部分もあった。新工場では、既存工場に比べて工数を減らして生産ラインの長さを半分にし、設備投資額も大幅に削減した。

 箕浦社長は「軽自動車ビジネスの収益向上への改革の成果を結集した。グローバル競争に通用する低コストなクルマ作りを実現する」と胸を張る。

 これまで、箕浦社長は「シェアそのものは追わない」などと慎重な発言が目立った。ここへきてシェア争いに積極的な姿勢に転じた背景には、販売競争を勝ち抜けるだけのコスト競争力がついてきたとの思いがあるようだ。

スズキの一時的な減産でついにダイハツがトップに立つ

 もちろん、長年トップの座を守ってきたスズキがやすやすとダイハツの躍進を許すはずはない。スズキの鈴木修会長は、事あるごとに「トップシェアを譲ったのは一時的な姿。必ず1位の座を取り返す」と発言している。

 スズキは2006年8月に輸出用小型車の増産を理由に軽自動車の減産を発表。シェア争いで販売競争が激しくなったため、自ら一歩引く形で事態を収束させる狙いもあった。その結果、2006年暦年ベースのシェアこそスズキが僅差でトップを守り抜いたものの、年度ではダイハツが初の1位を獲得。2007年には暦年でもトップに輝いたという経緯がある。

人気車種に初の対抗車

 スズキもダイハツと同様に、新車投入と工場新設で反転攻勢に打って出る構えだ。

よく似たスタイルのスズキ「パレット」。ダイハツは商品力では負けないと言うが…

よく似たスタイルのスズキ「パレット」。ダイハツは商品力では負けないと言うが…

 まずは新車で攻める。スズキは、ダイハツがフルモデルチェンジしたタントに対抗車をぶつける。2月頃に発売予定の「パレット」だ。

 2003年に発売された初代タントは、それまでの軽自動車にはなかった大きな車体を採用、室内の広さが子育て層の若い夫婦などに受けた。月8000台を売り、「ミラ」「ムーヴ」に続くダイハツ第3の基幹車種に育った。

 タントがこれまで安定的な販売台数を記録してきたのは、他メーカーが競合する商品で追随しなかったためだ。だが、スズキが真っ向勝負を挑むことで情勢は変わりそうだ。ダイハツで販売を担当する神尾克幸副社長は「今回のモデルチェンジで商品力では負けないはずだ」としながらも、「これまでは指名買いのお客様ばかりだったが、これからはそうはいかないだろう」と警戒感を強める。

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