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アサヒビール

伸び悩むビールを飲料強化でカバー

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2008年1月16日(水)

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 年初、アサヒビール(2502)は、今年のビール系飲料(ビール、発泡酒、第3のビール)の販売量で2007年より1.8%下回る目標を発表した。

 ビール系飲料の販売量は2005年から減少傾向にある。2007年は販売20周年のビール「スーパードライ」で大規模な販売促進をかけ、発泡酒と第3のビールで新製品攻勢をかけたことで、どうにか前年並に収まった。

 2007年は販売数量では7年連続でビール系飲料のシェアトップを死守したものの、今年の雲行きは怪しい。アサヒの強みである飲食店でのビール販売の落ち込みが続き、3月に予定している値上げによる消費離れの懸念もある。

 「今後、国内ビール市場は成長しない。少なくとも大きく伸びることはない」とアサヒビールの荻田伍社長は悲観的な見通しを語った。

市場は値上げに好感

 一方、株式市場はビール系飲料の値上げに好感している。2007年10月31日、キリンビールが他社に先駆け18年ぶりの値上げを発表すると、収益力向上の期待からビール会社の株価は総じて上昇した。アサヒの株価は10月30日の1843円から11月5日には一時2000円をつけ、1998円で引けた。

 11月30日にはアサヒも今年3月からの出荷価格の値上げを発表する。値上げには難色を示している小売も多く、すんなり進むかどうかは分からないが店頭で3〜5%程度価格が上昇する見込みだ。

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宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者。1993年に日経BP社に入社し、パソコン専門誌「日経MAC」「日経クリック」「日経WinPC」の編集を担当する。2002年〜2004年、米ニューヨークに留学。帰国後、中小企業のためのIT化情報サイト「SMB+IT」「日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)」の編集を経て、2007年から「日経ビジネス」編集部。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。2011年、約4カ月にわたりケニアの首都ナイロビに滞在。趣味はサーフィン、スノーボードとサンバ楽器演奏。



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日経ビジネス編集部が、NBonline(日経ビジネス オンライン)上で定点観測していく100社のこと。100社は東京証券取引所第1部に上場する企業のうち、CSR(企業の社会的責任)と成長性を中心に日経ビジネス編集部が独自に選定した。このコラムでは、100社の動向や経営戦略を解説していく。NB100およびNB100株価インデックスについては、こちらのページを参照いただきたい。

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