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韓国大統領選の庶民感覚

疑惑には目をつぶり経済回復の願いを託す

  • アン・ヨンヒ

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2008年1月17日(木)

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 政治家に求められる徳目とは何だろうか。子曰く、国益のために働く政治家が一流、自分のために働く政治家は論外である。

 あまり政治に興味がない人でも、韓国では5年に1度、国民は否が応でも政治に関心を寄せることになる。直接選挙での大統領選があるからだ。昨年12月19日の大統領選では次期大統領として李明博(イ・ミョンバク)が選ばれた。これは、韓国民にとってある程度予想されていた結果であった。

 事前リサーチの結果もさることながら、筆者は選挙前に周りの親戚や知り合い、さらにはタクシーの運転手まで誰に投票するのかさりげなく聞いてみた。すると、

「そうだね。多分、イ・ミョンバクになるんじゃないの?」

という答えが返ってきた。自分がイ・ミョンバクに投票するというよりは、もう彼に決定しているような言い方である。なぜなのか。

理念や理想、清廉さよりも「経済回復」の実行力に期待

 彼らは以前ハンナラ党の李會昌(イ・フェチャン)に票を入れた人もいれば、現大統領の盧武鉉(ノ・ムヒョン)に入れた人もいる。だが、ノ・ムヒョンに入れたことを後悔している人たちがたくさんいた。

 現政権を支持した人たちは、「自主的な韓国」(米国など大国にペコペコしないという意味)、「既得権層(既成勢力)がのさばらない国」を願った。だが、結果は米国のイラク派兵要請には素直に従い、米国に有利な韓米FTA(自由貿易協定)を結び、さらには不動産価格が高騰し、不動産を持っていた者たち(既得権者)の懐を暖め、格差はさらに広がってしまった。

 巷では、ノ・ムヒョン政権は“右派の2重スパイ”なのではないかという噂が飛び交うほどである。なぜなら、左派の絶対的支持を得ていたノ・ムヒョン大統領だが、政策は国民に嫌われ、今回の大統領選では右派の代表であるハンナラ党に票が集まったからである。

 マスコミは、イ・ミョンバク候補が裸一貫から現代建設のCEO(最高経営責任者)に上りつめた人なので、経済回復を願う人たちの票が多く集まったから当選したと言う。庶民の生活も経営者の気持ちも両方理解でき、経済に関しては専門家だからということだ。

 彼に望まれているのは、ただ一つ。「経済の立て直し」である。

半導体が落ち込み、造船は中国が猛追

 彼には、様々な“疑惑”があり、大統領選で勝利した現在でも「特検法」を控えている。「特検法」とは、検察の捜査が難しいと思われる事件に関し、特別検事に捜査権を与えて捜査させることである。その結果によっては、当選を取り消される可能性もある。

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