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「記録より成長」の真価問われる

花王 証券コード(4452)

2008年1月23日(水)

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連続減益も株価は上昇基調

 年初から大幅安の展開に見舞われている株式市場。その渦中にあって花王の株価は比較的底堅く推移している。昨年末から1月11日にかけ日経平均株価は 7.8%安と急落したが、花王の株価は0.6%安とほぼ同水準を保っている。業績が景気動向に左右されにくいディフェンシブ株として注目されたうえ、1月 9日、アジアの有力小売業30社と共同で販売促進する計画が報じられたことなどが好感された。

 今後の焦点は2000年4月につけた上場来高値の3940円を更新できるか。2007年2月には3660円まで上げ、あと280円まで迫った。足元のしっかりした推移から判断すると、無理な水準ではない。

 2000年4月にかけ株価が上昇したのは19年に及ぶ連続増益を続けていたことや、経営指標にEVA(経済付加価値)を取り入れ、効率性を追求する先進の経営が注目されたためだった。1998年12月、赤字が拡大していた情報関連事業から撤退し、「選択と集中」を打ち出したことも市場に高く評価された。

デフレ進行で攻めの手鈍る

 しかし2000年4月以降、一転して株価は下落し2003年12月には2100円まで落ち込んでしまう。花王は2000年以降、急激に進んだデフレに対して売上原価の徹底的な圧縮で対抗し増益記録は保った。しかし店頭単価の下落への対抗策が打ち出せず、海外事業も資生堂やユニ・チャームなど競合他社に比べ出遅れてしまった。

 野村証券の山口慶子アナリストは「花王の利益成長力に陰りが見えた。連続増益記録や強力な財務体力だけでは評価されなかった」と分析する。

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「「記録より成長」の真価問われる」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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