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早稲田の学生チームがカルロス・ゴーンCEOに直接プレゼン

産学連携の新しい形、学生のアイデアは企業を変えるか

2008年1月23日(水)

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 早稲田大学の学生28人がチームを編成し、日産自動車CEO(最高経営責任者)兼社長のカルロス・ゴーン氏に直接、プレゼンテーションを行った。

学生のプレゼンテーションを直接聞く日産のカルロス・ゴーンCEO、早稲田大学の白井克彦総長(手前)

学生のプレゼンテーションを直接聞く日産のカルロス・ゴーンCEO、早稲田大学の白井克彦総長(手前)

 これは早稲田大学が2007年8月に発足させたプロジェクト「プロフェッショナルズ・ワークショップ」の活動の一環。企業が持っている課題に対して、学生が企業と共同し、解決に向けた提案を行うというのが狙いだ。

 5カ月前に学生たちに与えられたのは、次の3つの課題。学生たちは日産の取締役や社員とミーティングを重ねたり、日産販売店や施設を訪問したりするなどフィールドワークを続けていた。

  1. 「理工系女子学生へのリクルートメッセージ」
  2. 「若者のクルマ離れ分析と打開策」
  3. 「日産が目指すべき営業方法とは」

 (1)の理工系女子学生へのリクルートメッセージに当たっては、応募者数を増やすために「いきいきと働けると実感できる会社就職説明会を開催すべき」と学生らは提案した。そのためには「ロールモデル」、例えば30歳の学部卒のエンジニアの妊娠・復職といった例を社員劇などで示して女子学生に安心感を与えるという提案もなされた。さらに、学生と女性エンジニアが双方向コミュニケーションを取ることができるカフェのような場を設け、社員が直接、日産のサポート制度やキャリアアップなど自身のことを語れる場があれば魅力的な会社になると発表した。

学生たちのアイデアの一部を採用

 さらに、就職説明会でCEO直々の分かりやすいメッセージを伝えることの有効性が訴えられたが、これについて日産は早速この提案を採用し、今年の就職説明会ではゴーンCEOのビデオメッセージが放映される運びとなる。

 (2)の若者(特に男性)のクルマ離れ打開策は、若者にとって欠かせない「少年の心」「奥深さ」「楽しさ」を兼ね備えたクルマづくりを目指すこと、(3)の目指すべき営業方法については、「日産ならではの優位性」を1つ定め、すべてのディーラーでその優位性を一貫して訴えるべき、という提案がなされた。

 「プレゼンテーションは斬新で新鮮。質が高く具体案もたくさん出た。特に人事面のアイデアなどいくつかの案は持ち帰って検討を進めたい」とゴーン氏は語り、その日の午後の会議で早速担当役員に学生の提案を説明し、情報を共有した。

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「早稲田の学生チームがカルロス・ゴーンCEOに直接プレゼン」の著者

大村 洋司

大村 洋司(おおむら・ようじ)

海外事業戦略室プロデューサー

1989年日経BP入社。95年「ナショナルジオグラフィック日本版」編集、2004年同誌副編集長。07年「日経ビジネスオンライン」副編集長。10年「日経ビジネスアソシエ」副編集長。12年1月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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