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NTTドコモ

顧客流出に歯止めかかる気配も、成長の道筋見えず

  • 石川 潤

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2008年2月1日(金)

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 店頭にお客さんが並んでくださったのは久しぶりだ。
 うれしかった――。

 NTTドコモ(9437)が1月29日に開いた2007年10~12月期決算発表の席上、中村維夫社長はこんな言葉を漏らした。

 中村社長が手応えを感じているのが、昨年11月26日の発売以来、1月半ばまでに200万台以上を販売した「905i」シリーズだ。人気機種であるパナソニックモバイルコミュニケーションズ製の「P905i」、いわゆる「ビエラケータイ」は現在でも品切れ状態が続いている。

 量販店の店頭では、KDDI(9433)でもソフトバンク(9984)傘下のソフトバンクモバイルでもなく、NTTドコモの売り場に客が群がる。「ドコモ独り負け」と揶揄されてきた半年前には考えられなかった状況だ。

 2007年4~12月の営業利益は前年同期比7.7%減の6250億円。通期予想の7800億円は「射程に入ってきた」(中村社長)が、値下げ競争が続く中で前年割れの厳しい状況に変わりはない。「905i」のヒットが業績を直接押し上げてくれるわけではない。

 それでも「905i」のヒットの効果は、これからゆっくりと表れてきそうだ。その兆しは今回の決算発表からも見て取れる。

解約率が着実に低下

 ドコモの解約率が下がり始めているのだ。

 2006年10月のナンバーポータビリティー(番号持ち運び)制度導入以降、ドコモの解約率は1%近くで高止まりしていたが、2007年10~12月の解約率は0.74%にまで下がった。

 理由は2つある。1つが、昨年8月に導入した利用者が2年間利用し続けることを条件に、誰でも基本使用料を半額にするサービスの効果が出てきたこと。もう1つが、ドコモが「905i」の発売に合わせてスタートさせた新しい販売モデルの効果だ。

 新しいモデルの中心となるのが「バリューコース」。月々の利用代金を安くして、その代わりに販売奨励金(端末の購入代金の一部をドコモが補填する仕組み)を減らすという仕組みを取り入れた。端末の値段は高くなるが、長く利用すればするだけ得することになる。

 ドコモによると、昨年12月末までに「905i」を購入した利用者のうち、94%がこのバリューコースを選択した。バリューコースを選ぶ利用者は、端末を購入する際、一括払いか分割払いかを選択できる。利用者のうち、4人に3人が分割払いを選んだ。

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