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オムロン

グローバル経営の落とし穴

  • 谷川 博

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2008年2月8日(金)

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 グローバル経営の落とし穴と言うべきか――。オムロンの2008年3月期の業績推移を見ると、そんな印象も受ける。

 同社が1月30日に発表した2008年3月期第3四半期(2007年4~12月期)連結決算(米国会計基準)では、売上高が前年同期比9.2%増の5577億円、営業利益が同5.5%増の431億円と増収増益を達成した。

 また、同日に発表した通期の連結業績予想でも、売上高が前期比7.1%増の7750億円、営業利益が同4.8%増の650億円と6期連続の増収増益を達成し、売上高と営業利益がともに過去最高を更新する見通しだ。

 なるほど、この第3四半期決算と通期業績予想を額面通りに受け止めるならば、オムロンの事業は好調を維持しているように見える。そして、表面的には数年来の好決算による企業成長を持続しているとも言えそうだ。

 だが、その中身を子細に眺めると、異なる“風景”も見えてくる。

期初計画比で100億円の“営業減益”

 実は、オムロンは通期業績予想を昨秋以降に2度も下方修正している。

 会社側の期初計画では、通期の連結売上高が8000億円、連結営業利益が750億円だった。ところが昨年10月の中間決算発表時に、この目標値を売上高で150億円、営業利益で40億円引き下げた。さらに、今年1月の第3四半期決算発表時にも、その修正値をそれぞれ100億円、60億円引き下げた。

 結局、昨年4月の期初計画と今年1月の通期業績予想を比較すると、双方の目標値には実に売上高で250億円、営業利益で100億円もの開きがある。

 この誤算の主因は、主力事業の国内売上高の伸び悩みにある。

制御機器事業の国内部門が業績を左右

 オムロンの主力事業は、工場自動化用・産業機器用の制御機器の製造・販売だ。制御機器事業だけで連結売上高の約4割、連結営業利益の多くを占める。そのため、この事業の伸び悩みはそのまま会社の業績の“減速”につながる。

 今期の制御機器事業の国内売上高は、実は期初から「計画未達」の状態が続いていた。2007年4~6月期の実績は期初計画比で86.8%、同じく7~9月期は97.0%、上期(4~9月)全体でも92.0%だった。

コメント1件コメント/レビュー

私はオムロンの競合メーカの者ですが、今回の記事は当たり前の事実(指標)を指摘するだけに終わっていますね。日本国内で事業規模が落ちている(産業機器ですから当たり前です、この程度の落ち方で良く踏ん張っている、と言うのが正しい見方では?)、中国での事業基盤強化(よくぞ中国リスクを睨んで頑張っているなと感嘆します)、買収したレーザ事業の立ち上がりがまだだ(時間はかかるものです)。 だからこそ経営が必要であり、経営力が問われる訳です。競合メーカの健闘に期待しています。(2008/02/08)

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いただいたコメント

私はオムロンの競合メーカの者ですが、今回の記事は当たり前の事実(指標)を指摘するだけに終わっていますね。日本国内で事業規模が落ちている(産業機器ですから当たり前です、この程度の落ち方で良く踏ん張っている、と言うのが正しい見方では?)、中国での事業基盤強化(よくぞ中国リスクを睨んで頑張っているなと感嘆します)、買収したレーザ事業の立ち上がりがまだだ(時間はかかるものです)。 だからこそ経営が必要であり、経営力が問われる訳です。競合メーカの健闘に期待しています。(2008/02/08)

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三品 和広 神戸大学教授