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エーザイ

21年目の社長に託された“責任”

2008年3月5日(水)

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 エーザイの内藤晴夫社長は1947年12月27日生まれで、去年還暦を迎えた。60歳の社長は日本の産業界ではまだ若い部類に入るかもしれないが、社長歴は長い。父である内藤祐次氏から社長を引き継いだのが1988年4月1日だから、2008年3月末で丸20年となる。

 「全力で駆け抜けてきたからあっと言う間だった」と内藤社長は20年を振り返る。社長に就任する直前の1988年3月期は、売上高は1671億円、営業利益は247億円。当時のエーザイは消化器と循環器領域に強みがあったものの、中堅製薬企業の1社にすぎなかった。

 そんなエーザイをグローバルに活躍する製薬企業に育て上げたのが内藤社長だ。2008年3月期の連結売上高は会社予想で7390億円、営業利益は1170億円を見込む。この20年間で、売上高は約4.4倍、営業利益は約4.9倍に伸びた。

 同じ創業家出身の武田薬品工業の武田國男氏(現会長)と比較すると、武田氏が社長を務めた1993年6月からの10年間の間に、武田薬品の売り上げは約1.5倍、営業利益は約4.4倍に増えた。売上高と営業利益の伸び率は内藤社長が武田社長を凌駕する。

 社長を務めた時期や期間が異なるので、2人の社長を単純に比較することはできない。しかし、内藤社長の実績は、“名経営者”との評価が定まっている武田國男氏を向こうに回しても、決して引けを取るものではない。

株価に「苛立っている」

 業績が堅調に伸びているのは、2つの主力薬が世界中で売り上げを伸ばしているからだ。アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」と抗潰瘍剤「パリエット」(米国名「アシフェックス」)は、今や連結売り上げの6割以上を占める大黒柱だ。

 経営者のもう1つの成績である株価は、1年以上低迷が続いている。2007年1月18日には上場来高値となる6670円を付けたが、その後下げ止まらない。今年に入ってからも年初来安値を更新する日が続き、3月3日にはピークの約半分となる3660円で取引を終えた。この日の夕方、記者懇談会に出席した内藤社長は「ここ最近の株価には苛立っている」と素直に認めた。

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「エーザイ」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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