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【焦点を聞く】改革の司令塔「弱体化」は的外れ

大田弘子・経済財政担当大臣「福田総理は改革に前向きです」

2008年5月16日(金)

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 小泉・安倍内閣の下で、改革の「司令塔」の役割を担ってきた経済財政諮問会議。民間議員が打ち出す思い切った改革案を、総理のリーダーシップで決め、予算編成の基礎である「骨太の方針」に盛り込む手法を取ってきた。役所や与党の反対を封じ込める「官邸主導」モデルが、猛烈な逆風を浴びて揺らいでいる。野党の諮問会議批判は根強く、国民新党からは「廃止法案」まで出される流れになっている。議長である福田康夫総理を支え、経済財政諮問会議を取り仕切る大田弘子・経済財政担当大臣に聞いた。
「日経ビジネス」5月19日号12ページ、「改革の司令塔、今や『骨抜き』--問われる経済財政諮問会議」も併せてお読みください。記事は、こちら

──経済財政諮問会議は廃止すべきだという声が、野党から上がっています。

大田弘子・経済財政担当大臣

大田弘子・経済財政担当大臣
写真:柚木裕司(以下同)

 諮問会議が諸悪の根源だと批判され、国会で私も矢面に立ってきました。背景には医療費の削減や郵政民営化を決める原動力に(諮問会議が)なったことだと思います。その腹いせをぶつけられているように感じますね。でも、諮問会議は総理がリーダーシップを発揮する場でして、民間議員は意見を言うのが役割です。選挙の洗礼を受けていない民間議員が勝手に決めているという批判は当たらないと思います。本当に腹いせっていう感じがしますね。

諮問会議は決して潰してはいけない

──国民新党は諮問会議の廃止法案を出すようです。

 諮問会議ができる前と今では政策決定の透明性は格段に高まりました。かつては予算は主計局が事実上決めていたわけですが、誰の目からも見える舞台で議論するというのは画期的なことなんです。それにこの頻度で開かれているのは世界的にもありません。これを決して潰してはいけない。こういうものができたこと自体、私は奇跡に近いことだと思っているんです。廃止法案が議論されるとのことですが、国民のために潰してはいけません。

──諮問会議は小泉元首相が作ったわけではなく、橋本内閣の行政改革のいわば目玉としてできた組織ですね。内閣によって機能とか役割には大きな差があったと思いますが。

 最大限に使ったのが小泉内閣でした。郵政民営化の議論をやったわけですね。その反動(による批判)が今一挙に来ています。

──しかし、1年前の安倍内閣の時に比べても、諮問会議で打ち出される改革の弾が少ない、と改革派からも批判されています。

 そうでしょうか。私はむしろ逆に、しっかりした議論ができていると思います。例えば新雇用戦略も3年後の数値目標出しましたし、海外人材についても長い間議論する場すらできなかったのが、5月9日の諮問会議では「官房長官のところでやれ」という総理の指示が出ました。安倍内閣の時と比べて小粒になったという感じは全くないです。

成果がみえないのは特殊事情

──6月にもまとまる今年の「骨太の方針」は骨細だとか骨なしだという声が出ています。

 骨太は財政なんですね。これからなんです。国会での(道路財源に関する)特例法の審議などがあって歳出歳入一体改革の議論は遅れています。それは特殊事情です。

──安倍時代と政治情勢は大きく違うわけですが、諮問会議の機能、あるいは運営の仕方は変わりましたか。

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「【焦点を聞く】改革の司令塔「弱体化」は的外れ」の著者

磯山 友幸

磯山 友幸(いそやま・ともゆき)

経済ジャーナリスト

ジャーナリスト。1962年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。日本経済新聞で証券部次長、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、「日経ビジネス」副編集長・編集委員などを務め2011年3月末に独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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