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「平成の民権運動」を起こす!!

前三重県知事の北川正恭氏が唱える政治機能不全の解消法

  • 谷川 博

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2008年5月22日(木)

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 「ねじれ国会」の下で政治が機能不全に陥っている。道路特定財源や後期高齢者医療制度など、問題が山積しているにもかかわらず、「政局」絡みの動きばかりが目立つ。昨夏の参議院選挙の結果を受けて政府・与党が反省したはずの「国民の目線に立った政治」とはほど遠い。政治を動かすためにはどうすればよいのか。首長や有識者らからなる運動組織「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合(通称せんたく)」を今年1月に立ち上げた前三重県知事の北川正恭・早稲田大学大学院教授に、その方策を聞いた。
(聞き手は日経ビジネスオンライン記者、谷川博)

問 「ねじれ国会」の下で政治がなかなか機能しません。このところ、「政局」絡みの動きばかりが目立っているような気がします。国民の政治に対するフラストレーション(不満)はかなり高まっているのではないでしょうか。

前三重県知事の北川正恭・早稲田大学大学院教授

前三重県知事の北川正恭・早稲田大学大学院教授
写真:清水盟貴

北川 ものすごいフラストレーションでしょうね。

 もっとも、自民党も民主党も必死に戦っているつもりなんですよ。日銀人事にせよ道路特定財源にせよ、両党は消耗戦を展開しています。ただ、それが国民の国会不信や政治不信を招いていることに当事者が気づいていないですね。

 当然のことながら、国会は決議をする場です。政局とは別の次元で議論をして決議をすることによって政治を前へ進めていかなければいけません。

 国会の先生方の中にも、同様の意識をお持ちの方はたくさんいます。実際、自民、民主、公明など党派を超えた100人余りの先生方が、我々の「せんたく国民連合」の活動に賛同し、超党派の「せんたく議員連合」を3月に発足させました。

 この議員連合は我々国民連合と交流しながら、「政策論議の活性化」や「マニフェスト(政権公約)の進化」を掲げて、来るべき総選挙に向けて活動を展開していきます。4月からは「マニフェスト」「地域主権」「国会改革」「霞ヶ関改革・政治主導」「地球環境」をテーマとする5つの分科会で議論も始めています。

 議連の先生方には、この分科会で徹底的な議論を重ね、その内容を所属政党に持ち帰り、各党の政策に反映していただきたいと考えています。また、政治を動かすために協力できるところは党派を超えて協力し、相いれない部分は政策の対立軸を明確にして、その内容を各党のマニフェストに堂々と掲げ、次の総選挙を「歴史に残る政権選択選挙」にしていただきたいと思っています。

 そうした歴史に残る政権選択選挙を実現するために、我々国民連合も各党のマニフェスト作りに積極的に関わっていくつもりです。これまで我々は各党のマニフェストを事後に検証してきました。マニフェストの内容が選挙後に実際に達成されたかどうかを検証してきたわけです。しかし、今度は各党のマニフェストを事前に検証します。マニフェストの作成・立案段階から内容について各党に提言します。そして、各党とオープンな場で議論をして、充実したマニフェストに仕上げていくのです。もちろん、マニフェストの作成過程は国民に公開します。

 一般にマニフェストは政党が作るものだと思われがちですが、その見方は間違っています。マニフェストは決して政党の独占物ではありません。マニフェストは、もともと政党が国民の声を吸い上げて国民と対話しながら練り上げていくものなのです。“本家”の英国ではまさしくそうやって作っています。我々国民連合は、そうしたマニフェスト本来の姿を実現したいと考えているわけです。

 しかし、ともすれば従来のマニフェスト作りでは政党が霞が関(=中央官庁)の官僚らに頼る向きもありました。我々はその形を変えたいと思います。政党の政策立案には、もっと国民の声を反映させるべきです。我々せんたく国民連合の活動はまさにそのためのものです。その意味では、「平成の民権運動」と呼べるものです。

問 そうすると、北川さんらは衆議院の早期解散・総選挙を訴えていくのですね。

北川 ここまで政治が行き詰まったら、政権選択選挙を行う必要があるでしょう。

 現在、衆議院と参議院のネジレによって国会が動かなくなっているわけですから、「国民の信を問え」ということは言い続けていきます。ただし、必ずしも「早期」の解散・総選挙にはこだわりません。むしろ、先ほど申したように「歴史に残る政権選択選挙にすべきだ」といった論陣を張っていくつもりです。

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