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今度は「野菜もPB」

セブン&アイ、したたかな農業参入

  • 田中 成省

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2008年7月2日(水)

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 「農業も(セブン&アイグループで取り組んできた)単品管理の手法を使えば成功の確率は高まる。作物ごとの生育条件の違いを把握し、天候など環境の変動に合わせて水や肥料をきめ細かく与えていく作業は、店頭での商品管理と共通する」(セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長)――。

イトーヨーカ堂は安全・安心にこだわった野菜の販売に力を入れてきた。直営農場による生産で「タネ1つまで履歴をたどれる」(竹田利明常務)

イトーヨーカ堂は安全・安心にこだわった野菜の販売に力を入れてきた。直営農場による生産で「タネ1つまで履歴をたどれる」(竹田利明常務)

 セブン&アイ傘下のイトーヨーカ堂が農業に参入する。今年8月、JA富里市と組んで千葉県富里市に農業生産法人を設立、千葉県内の6店舗に商品を出荷する。さらに店舗からは食品の残渣を回収、堆肥化して農場に戻す。

 異業種から農業に参入するのは珍しくないが、大手小売業が農産物の生産、販売、回収と再利用の主体となる循環型農業の担い手となるのは初めてのことだ。そして、ヨーカ堂による農業参入の手法が従来の参入組と異なる点がもう1つある。大風呂敷を広げず、抑制気味の計画を組んでいる点だ。

「ユニクロ式」とは好対照

 その特徴は、2002年に農業に参入したものの、赤字がかさんで撤退した、ユニクロを展開するファーストリテイリングと比較すると分かりやすい。

 まずは野菜の付加価値。新規参入時には、有機野菜であることや食味の高さを売り物にするのが常套手段だ。ファストリも、「永田農法」と呼ばれる生産手法による、糖度の高いトマトなどが売り物だった。ところがヨーカ堂が当初取り組むのは有機野菜ではない。農法の特徴づけもしていない。

 品揃えも少なく、規模も小さい。初年度の出荷は大根、キャベツ、ニンジン、ホウレンソウ、小松菜の5品目。約100品目を扱っていたファストリの約20分の1だ。約2ヘクタールという農地からの予想収穫量は、初年度130トン。1日平均だと356kgだから、軽トラックでも配送できそうな量だ。

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