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三井、三菱抑え、積水がトップ

「人に薦めたいマンション」ランキング

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2008年9月3日(水)

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 相次ぐマンションデベロッパーの破綻。逆風が吹き続けるマンション業界。だが、どんな環境でも買い手は存在する。荒れるマンション相場の中で、マンション購入検討者は何を参考にデベロッパーを選択すれば良いのだろうか。
 そのヒントとなりそうなアンケート結果がある。

 不動産マーケティング会社のアトラクターズ・ラボがまとめた「内覧会の満足度調査」。新築マンションを購入した同社のネット会員のうち、内覧会に出席した会員に満足度調査を実施した(調査概要は文末に掲載)。

推薦度
順位
企業名 推薦度
1 積水ハウス 71.9
2 三井不動産レジデンシャル 71.6
3 野村不動産 70.9
4 三菱地所 68.6
5 住友不動産 66.7
6 東京建物 65.5
7 コスモスイニシア 62.8
8 大京 62.5
9 東急不動産 61.5
10 藤和不動産 60.9
11 日本綜合地所 58.3
12 有楽土地 57.8
13 オリックス不動産 54.3
14 双日 50

処理方法:内覧会出席者が、その物件の事業主を推薦したい度合いを点数化(強く薦めたい100点、聞かれたら薦めたい75点、どちらともいえない50点、あまり薦めたくない25点、薦めたくない0点)。サンプル数が15以上の会社をランキングした

 マンションを購入したことのない人には聞きなれない「内覧会」という言葉。完成したマンションを、売主が購入者に引き渡す直前に、最終的な物件の確認をする場である。販売側は、物件の引渡し前に設備などの説明をし、購入者は内装のキズなどをチェックする。

 アンケート結果によると、「顧客の質問や指摘に対して、明快な回答」「施工の不備に対する対応」など、買い手に不信感を与えない対応が、内覧会の満足度を決める重要事項であることが明らかになった。

 さらに、内覧会の満足度は、新たな顧客獲得にも影響を与えかねないことが分かった。というのも、今回アトラクターズ・ラボでは内覧会出席者に対して、物件の(1)売主、(2)販売会社、(3)施工会社――それぞれについて、「ほかの人にも推薦したいか」という点を調査。「推薦したい度合い」を点数化し、15以上のサンプル数のある会社に絞って、ランキングにした。

 いわば、内覧会満足度の口コミを基にしたデベロッパーランキング。一体どんなデベロッパーが顧客の「推薦支持」を獲得したのか。売主の推薦度ランキングを見ていこう。

 

意外な首位は住宅メーカー大手

 

 売主の推薦したいランキングでトップに立ったのは、住宅メーカー大手の積水ハウス。「セキスイハウス」の戸建て販売が有名だが、分譲マンションも「グランドメゾン」ブランドで大都市圏を中心に供給している。

 「戸建て住宅で実績があり、そのこだわりが感じられた点では薦めたい」(女性、45歳)
 「インテリアについて、ハウスメーカーのノウハウがあるようだ。バルコニーの隣接との仕切りもコンクリートでプライバシーが確保されていた」(男性、54歳)
 「戸建て住宅販売で養った細かい点が専有部分に生かされている。個人相手の商売に長けている感がある」(男性、39歳)

 大手マンションデベロッパーを押さえ、推薦度でトップに立った要因の大半は、大手企業の信頼感と住宅メーカーであることを挙げるものが多かった。

 積水ハウスにとって、マンション販売はあくまでも戸建て住宅を補完する事業。「本業の足を引っ張らないよう、しっかりと採算のとれる物件しか手掛けない」と東京マンション事業部の今隆志事業部長は言う。このため、量より質を重視し、立地条件の良い土地を、ピンポイントで仕入れ、マンションを開発していく。かつては、数百戸の大規模マンションも手掛けたことがあったが、最近は数十戸程度の小規模高級物件が多いと言う。

 そして、ここに住宅メーカーならではの味付けを加えている。

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著者プロフィール

蛯谷 敏(えびたに・さとし)

2000年、日経BP社入社。通信業界誌『日経コミュニケーション』記者を経て、2006年より日経ビジネス記者。情報通信、ネット、金融、不動産、政治、人材など色々担当。「一極集中」から「多極分散」へと移り変わる様々な事象をテーマに日々企画を考えている。

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