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民主党が怯える“オールスター内閣”

2008年9月2日(火)

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 「解散総選挙は我々にとって、結構キツイんじゃないか」

 福田辞任の一報を受けた民主党のある衆院議員。こう言うと、表情を引き締めた。

 1日夜、突然の辞任を決めた福田康夫首相。国会運営の行き詰まりや低迷する支持率が首相の背中を押した。「内閣改造した時には少なくとも、重要な案件を何とかしたいという意欲を持っていた」。会見でそう振り返った福田首相だが、この1カ月で政権を取り巻く環境は大きく変わった。

影を落とす民主党の強硬姿勢

 辞任のきっかけになったのは身内のはずの公明党の厳しい姿勢である。

 政府・与党が8月29日に決定した総合経済対策。福田首相はばらまき批判を懸念していたが、公明党に押し切られて年度内の定額減税の実施を盛り込まざるを得なかった。また、臨時国会の召集時期や会期でも首相の意向は通らず、公明党に主導権を奪われている。

 さらに、臨時国会の重要なテーマであるインド洋の給油活動を延長する法案。法案成立に民主党は反対の構えを崩していないため、衆院の3分の2以上の賛成で再可決するほかに手はないが、公明党は再可決に慎重な立場を取っている。臨時国会の日取りは決まったが、国会運営のめどは立っていなかった。

 早期解散を求めて対決姿勢を強めた民主党の強硬な対応も影を落とした。

 1日午前、福田首相の辞任会見の前には、民主党の小沢一郎代表が党代表選への出馬を正式に表明。21日の臨時党大会で選出されることがほぼ確定した。昨秋の大連立構想以降、小沢氏とのパイプが完全に切れた福田首相にとって、代表選の結果次第では、再び対話の芽が生まれる可能性がある、と考えたに違いない。だが、小沢氏の無投票再選で民主との対話の可能性も消えてしまった。

佐藤ゆかり議員、東国原英夫知事も

 安倍晋三・前首相に継ぐ政権の投げ出し。新政権は衆院を解散して民意を問うべきであり、年内の衆院解散の可能性は限りなく高まった。これは、早期解散を訴えてきた民主党のシナリオ通り。来るべき総選挙に向けて、意気が上がってもおかしくない。だが、冒頭の議員はその見方を否定する。

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「民主党が怯える“オールスター内閣”」の著者

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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