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客が呼べねば総理失格

任期は人気が決める政治ショー

2008年9月18日(木)

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 自由民主党の総裁選が終盤を迎え、当初の予想通りに現幹事長の麻生太郎氏が圧勝する勢いだ。

 「小池(百合子、元防衛大臣)や伸晃(石原伸晃、元政調会長)だけでなく、若い奴らもいろいろ動いてるやろ。今回の総裁選は客が呼べる“顔”をたくさん立てて、来るべき総裁選に備える。それが自民党の戦略だよ」――福田康夫総理が退陣を表明した次の日、ある自民党関係者は今回の総裁選をこう解説した。

 改めて言うまでもないが、自民党の総裁選は一般の有権者には投票権がない。投票権を与えられているのは自民党に所属する国会議員と全国の党員だけで、その意味で有権者には関係がない選挙だ。ただ、総裁選挙は事実上の首相指名選挙となるため世間の注目を集める。だからこそ自民党は、総裁選を客(=有権者)の関心を集めるために利用する。

 最たる例が総裁候補者による街頭演説会だ。前総裁の安倍晋三氏の辞任を受けた昨年9月の総裁選では全国で4カ所しか開催されなかったが、今回は4倍以上の17カ所で開かれる。

 街頭演説会では、総裁候補者が登場するまでに地元議員による応援演説が行われるのであるが、地元議員の前ふり演説がすこぶる長い。応援というよりもむしろ自らを売り込むために利用している議員さえ見受けられる。当落線上にある議員にとって、間近に迫った衆院総選挙のために少しでも自分の名前を有権者に覚えてもらった方が得策なのだ。

18勝5敗の小泉氏

 自民党関係者にとって総理大臣は「選挙に勝てる顔」でなければならない。その意味で福田総理は心許ない。以下に森喜朗内閣、小泉純一郎内閣、安倍内閣、そして福田内閣の内閣支持率の推移と国政選挙の結果を示した。

 改めて振り返ると小泉内閣の支持率の高さは突出している。政権発足直後は80%を超えた支持率は、浮き沈みはあるものの50%程度を維持した。人気の高さは選挙の結果にも如実に表れている。

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「客が呼べねば総理失格」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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