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英マクラーレンのベビーカーが急成長

販売台数は5年で80倍、寡占市場に風穴

  • 川又 英紀

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2008年9月18日(木)

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 少子化の影響を直接受けるベビーカー市場にあって、急成長を遂げている商品がある。野村プレミアムブランズ(東京都千代田区)が日本の総代理店になって販売している英マクラーレンのベビーカーだ。

 2003年に日本市場に参入して以来、主に都市部で躍進を続け、5年後の2007年には年間の販売台数が80倍まで伸びた。首都圏ではマクラーレンの大きなベビーカーを押す家族連れをあちこちで見かけるようになり、130億円規模といわれる市場で約10%のシェアを獲得した。

 好調な販売を受け、野村プレミアムブランズは2008年7月に、日本初の直営店を都内にオープン。単品で50弱あるベビーカーのラインナップをすべて確認できるようにした。開店から1カ月で、約1000人の顧客を集める人気ぶりだ。

 これまでは、小売り経験がない野村プレミアムブランズが、ベビー向け商品の販売で実績が高いファミリア(神戸市)と日本トイザらスの「ベビーザらス」の2店と提携し、マクラーレンを国内販売してきた。現在も販売台数の90%以上は、ファミリアとベビーザらスでの実績だ。

 野村プレミアムブランズは毎年、年初にその年の新モデルを日本市場に投入。顧客からの受注会を皮切りに販売を開始する。だが、2007年までは、その年の秋には人気モデルの在庫がすべて無くなってしまうほどの売れ行きで、顧客によっては翌年まで3カ月ほど新モデルの入荷を待たなければならない状態だった。直営店を出した2008年は、こうした品切れ状態を回避すべく、例年以上の在庫を抱えて販売に当たっている。

 マクラーレンが日本市場に参入する前の2002年まで、ベビーカー市場はアップリカ・チルドレンズプロダクツ(大阪市)とコンビの大手2社が市場を二分する寡占状態が続いていた。そのため、2002年までに子育てを終えたほとんどの家庭では、アップリカもしくはコンビのベビーカーを使っていたはずだ。

 しかし、今は状況が異なる。2003年以降は英国生まれのマクラーレンがベビーカーの選択肢に加わり、人気が沸騰。それに続けとばかりに海外製のベビーカーが次々と日本市場に投入され、選択肢は格段に広がった。ここ数年、街で様々なタイプのベビーカーを見かけるようになったのは、そのためである。

「ベビーカーは重いと売れない」の常識を否定

 1967年に世界で初めて折り畳み式のベビーカーを発売したマクラーレンは英国や米国で高いシェアを誇り、特に米ニューヨークのマンハッタンではセレブリティーが子育てに使うおしゃれなベビーカーとして人気が定着している。にもかかわらず、日本では2002年までその存在が全く知られていなかった。

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