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“爆食”が誘発する再編

明乳、明菓がこだわるブランドの相乗効果

  • 田中 成省

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2008年9月22日(月)

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「1兆円クラブ」入りを果たす

 「明治ブランドという共通の大きな武器をまとめて勝負しようということ」。明治製菓の佐藤尚忠社長は、今回発表した統合の目的が「守り」でなく、「攻め」であることを強調する。

 国内で乳業最大手の明治乳業と、菓子2位の明治製菓が2009年4月、共同持ち株会社を設立して経営統合する。明乳と明菓は明治製糖(現大日本明治製糖)の乳業、菓子部門として発足した兄弟会社。持ち株会社「明治ホールディングス」の社長には明菓の佐藤社長が、副社長には明乳の浅野茂太郎社長が就く。2007年度の売上高の単純合計は1兆1000億円超で、日本の食品業界で5位に躍り出る。

不祥事とは無縁の2社

 食品業界は、原料高に伴う生産コストの上昇に苦しんでいる。“爆食”と形容される、中国など新興国における消費の急拡大が主な要因だ。新興国で生活水準が上がると、菓子やアイスクリーム、乳飲料などの需要が増える。その結果、明乳や明菓の主要原料である乳製品や砂糖、カカオなどの価格が上昇する。砂糖の相場には一服感があるものの、構造的に価格上昇が続くことを覚悟しなければならない。

 一方で、国内は人口減に伴って、市場が縮小し、値上げも通りづらい。そんな中、明乳と明菓は、経営統合を機に、成長分野に付加価値の高い商品を投入して苦境を打開する道を選んだ。その成長市場は「健康関連」。栄養や運動などと食を関連づけた商品開発に力を入れる。乳飲料を中心とした「栄養の明乳」と、医薬事業を抱える「医療の明菓」が種を持ち寄れば、それが可能になると考えた。商品の加工や販売を考えても、チルド流通に強い明乳と、競合の激しい菓子業界で多様な商品加工に対応できる明菓の力は補完関係にある。

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