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バフェット氏の孤軍奮闘

信用不安に打つ手なし、回復はもはや神頼み

  • 水野 博泰

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2008年10月9日(木)

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 米ニューヨークと大西洋を隔てたフランス・パリ。仏保険大手BNPパリバアシュアランスの幹部は、「この20年で最悪の日になってしまった」と厳しい表情で吐き捨てた。

 10月6日の朝、仏大手銀行BNPパリバはベルギー・オランダ系の金融大手フォルティスのベルギー部門などを買収すると発表していた。欧州金融再編に先手を打ち新たなスタートを切ることになった晴れの日であり、交渉を何日も続けた疲れなど吹き飛んでいた。だが、仏時間午後、ダウ平均株価1万ドル割れが伝わると、仏株式市場は大幅安に転じる。これから何が起こるのか見当もつかない。神にもすがりたい思いだった――。

救世主待望論の虚しさ

 すったもんだの揚げ句に成立した米金融安定化法に対して市場は「ノー」を突きつけた。公的資金注入、利下げもどの程度の効果があるのか不明。神頼みしたくなるのも無理はない。

米金融危機の渦中に巨額投資に打って出たウォーレン・バフェット氏

米金融危機の渦中に巨額投資に打って出たウォーレン・バフェット氏(写真:丸本 孝彦)

 前週には世界一の富豪ウォーレン・バフェット氏による米投資銀行ゴールドマン・サックス(GS)と米ゼネラル・エレクトリック(GE)に対する巨額投資が注目の的になった。実はバフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイは米大手銀行ワコビアの買収で合意した米大手銀行ウェルズ・ファーゴの大株主でもあり、進行中の米金融再編に深く関わっている。ちなみに、バフェット氏が個人で所有しているのはバークシャー株とウェルズ株の2銘柄だけだと最近告白している。

 「これは“経済のパールハーバー(真珠湾)”と言うべき国家の緊急事態である。何週間も何も対策を打たずにいたら戦争に勝てるはずがない」

 「優れた運動選手が心臓発作を起こして倒れた。ところが死にそうな患者を前にした救急隊員は、この人は血圧をもっと注意深く調べておくべきだったなどと責任追及を始めている。一番重要なのは今すぐ蘇生術を施すことだ。もちろん、その運動選手とは米国経済のことだ」

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