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サイゼリヤ、すり抜けたチェック機能

外食を揺さぶる中国リスク

  • 田中 陽,鈴木 裕美

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2008年10月28日(火)

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 圧倒的な安さとボリュームで中高生から高齢者まで幅広い客層の人気を集めるイタリア料理のファミリーレストラン「サイゼリヤ」。10月20日、同社のピザ生地から有毒化学物質のメラミンが検出されたことが分かった。1年半前から中国の金城速凍食品に製造を委託していたものだ。

 ピザは1日1店当たり50枚前後の注文が入る売れ筋。該当商品は10月2日までに東日本の店舗で提供されたという。他社製品でメラミン混入が相次ぎ、9月22日に原材料から乳成分を除外。しかし、それ以前に製造したものが消費された。混入は、25日に厚生労働省から指示された自主検査を実施後、10月16日に判明した。

危機管理は“万全”のはず

中国で製造していたピザ生地から有毒化学物質が検出された

中国で製造していたピザ生地から有毒化学物質が検出された

 本来、サイゼリヤの製品管理体制は機動的に働くはずだった。

 8月20日頃、サイゼリヤの人気商品の1つ「エスカルゴのオーブン焼き」がメニューから忽然と消えた。同社が毎日実施する自主検査で、微量な菌の発生が確認され、直ちに提供を止めたためだ。人体に影響はないが、在庫は全量処分。高山幸久取締役購買統括部長をヘッドにして原因究明が始まった。

 結果が報告されたのは8月25日午後2時過ぎ。サイゼリヤ神奈川工場(神奈川県大和市)3階の会議室は緊張感に包まれていた。「ちゃんと原因は分かったのですか。どこに障害があり、どう解決していくのか。その手順を説明してください」。正垣泰彦社長の声が響いた。

 外食企業にとって8月は書き入れ時だ。エスカルゴのオーブン焼きも注文量が増大。福岡県内にある取引先の加工工場の稼働率が100%となり、長崎県内にある別の加工工場に生産を委託した。エスカルゴは中国産。流通経路も調べたところ、長崎県内の生産過程でのトラブルであることを突き止めた。工場側も非を認め、新たな対策を講ずることをサイゼリヤに約束した。

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