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オリックスが大型調達、MUFGと“競合”も

  • 中原 敬太

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2008年11月18日(火)

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 オリックスと三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の一騎打ち――。といっても法人向け融資でもなければ、リースでもない。両社が今月下旬の発表に向けて準備を進めているエクイティファイナンス(新株発行を伴う資金調達)のことだ。

CB1500億円を発行へ

オリックスと三菱UFJフィナンシャル・グループによる個人投資家争奪戦に(写真はそれぞれの本社ビル)

オリックスと三菱UFJフィナンシャル・グループによる個人投資家争奪戦に(写真はそれぞれの本社ビル)

機能不全に陥った資本市場

 日経ビジネスの調べで、オリックスがCB(新株予約権付社債)で1500億円の資金調達を計画していることが明らかになった。期間3年で利率は1%、発行時価に比べた転換価格の上乗せ率を表すアップ率は25%を軸に調整を進めている。対象は国内の個人投資家だ。

 一方、MUFGは既に6000億円の公募増資を明らかにしている。うち半分の約3000億円の販売先として国内個人投資家を当てにする。つまり両社の調達は、タイミングと投資家層が重なる可能性が高いのだ。さらに両社とも投資家からお金を引き出すだけの力強い説得材料があるとは言い難い。

 オリックスは9月にジョイント・コーポレーションへ100億円の出資を決めたのに続き、今月7日には業績が悪化した大京の優先株100億円を引き受けると発表。MUFGは10月下旬までに1500億円を投じアコム株を追加取得したほか、米モルガン・スタンレーには9000億円を出資した。これらの投資に対する評価は分かれるだけに、「個人の資金が本当に集まるのか…」と発表前から不安の声が出ている。

 なぜ両社は巨額の資金調達を個人に依存するのか。

 右のグラフを見れば分かるように、これまで日本企業のエクイティファイナンスは、海外市場でのCB発行 に依存してきた。買い手の主役はヘッジファンドだ。高い資金流動性を武器に、裁定取引で利益を稼ぎ出す彼らにとって、日本企業のCBは貴重な“道具”だった。

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