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勝算より「誤算」が後押し

イオン、三菱商事と包括的な資本・業務提携へ

  • 池田 信太朗,永井 央紀,飯泉 梓

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2008年12月15日(月)

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株価はピーク時の3分の1以下に

 イオンが三菱商事と包括的な資本業務提携をする方針を固めたことが明らかになった。イオンは2008年2月期に10期ぶりの営業減益に陥り、成長が停止。株価はこの1年間に50%下落し、時価総額はピーク時の3分の1の7000億円まで低下した。外資による買収リスクまで指摘され始めた中で、出てきたのが三菱商事という後見人だ。

 もともと緊密な関係にある両社は、一見、自然な組み合わせに見える。ただ、これは平時には実現し難かった提携だ。三菱商事のグループ会社幹部は「ライフコーポレーションなどスーパーにも出資してはいるが、相手に強く頼まれて出したケースがほとんど。小売業への出資には慎重な考えを持っていた」と言う。大手商社と小売業の連携は少なくないが、目立った成果が見えにくいことも、積極的な出資を控える一因だった。その三菱商事が今回は動いた。なぜか。

 「ライバル商社もアプローチしていたからね」。関係者によると、2008年に入ってから伊藤忠商事もイオンとの関係強化に動いていたふしがある。伊藤忠はセブン&アイ・ホールディングスと親密だが、セブンが三井物産と提携していることを考えれば、商社との関係が確立していなかったイオンとの取引拡大を狙っても不思議ではない。

 伊藤忠の幹部は「イオンへの出資は検討もしていない」と否定するが、三菱商事関係者は「イオンの幹部が伊藤忠も関係強化に動いてきていると話していた」と言う。丸紅も9月、イオンの商品調達などを担う3子会社のうち2社に出資。三菱の出資が1社だったことから、丸紅とイオンの接近が注目された。ライバル商社の動向が三菱の背中を押したのは想像に難くない。

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