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【独占】楽天・三木谷社長が語るTBS株の行方

「俺にやらせてくれたら3000円に戻してみせる」

2008年12月19日(金)

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 16日、TBSが認定放送持ち株会社に移行することが決まり、筆頭株主である楽天が単独で経営支配権を握る可能性は消滅した。3年余りに及ぶ攻防戦に終止符を打つのか。楽天の三木谷浩史社長が決定後初めて口を開いた。

 認定放送持ち株会社は、複数の放送関連会社や地方局などをグループ傘下に収め、安定経営をすることができるようにする制度。その代わり、単独株主が33%超の株式を保有できなくなる。TBS株の19%強を保有しながらTBSに経営統合を求めていた楽天の構想は、潰えた。

 TBSが認定放送持ち株会社に移行した背景には、テレビというメディアの弱体化が招いた広告収入の不振がある。TBSは11月10日、通期の連結純利益予想を下方修正し、放送事業が20億円の営業赤字に転落する見通しを示した。

(写真:菅野 勝男)

 連結の営業利益は160億円超を確保する見込みだが、本業ではなく、不動産業の賃貸収入に頼っている。楽天が購入したTBS株の平均価格は3000円。それから3年余り経ち、TBSの株価は1300円以下まで下落している。

 広告収入の不振に喘ぐのはTBSだけではない。今期、在京民放キー局5社すべてが下方修正を繰り返しており、全社の最終損益はほぼ確実に大きく前年を割り込む。

 インターネットという新メディアの勃興、視聴者のテレビ離れ、費用対効果を強く求める広告主の変化…。環境が激変する中で、テレビ局各社は変化に対応できなかった。その末の認定放送持ち株会社への移行である。

 17日、都内のホテルの1室に現れた三木谷社長の表情は、意外なほど晴れやかだった。一部に「三木谷社長は諦めた」との憶測もある。腹を決めたのか。

―― 今でもTBSの業績を上向きにさせる自信はあるのか?

三木谷:全然、ある。まだ間に合うと思う。多少売上高が減ったとしても、まだ3000億円もあるわけだから。でも、まぁ、タイムリミットはあと3年くらいだろうね。相当、大胆な体質改善、変革が必要になってくる。前はビジネスモデルの変更だけでよかったけど、もう、外科手術が必要だろうね。

―― 自信があるのであれば、TBS株を放出するのはもったいない。TBSの業績向上に寄与して株価を上げてから売却すればいいのでは?

三木谷:そういう選択肢もあると思いますよ。しかし、(自分が)アホやったちゅうことなんじゃないですか。

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「【独占】楽天・三木谷社長が語るTBS株の行方」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長