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“1円投降”GSの誤算

三洋株売却、足並み揃わなかった金融3社

  • 鷺森 弘,中原 敬太

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2009年1月6日(火)

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1円上積みは「お土産」

 パナソニックが三洋電機株を普通株の価格にして131円でTOB(株式公開買い付け)することが決まった。普通株換算で7割相当の優先株を握る、三井住友銀行と大和証券SMBCグループ、そしてゴールドマン・サックス(GS)グループの金融3社がTOBに応じることで合意。当初はパナソニックの提案価格に反発し、交渉離脱のそぶりまで見せたGSだったが、その幕切れはあっけなかった。

 「ほとんど交渉にならなかった」。12月19日夕方、パナソニックと三洋の記者会見を前に、GSのある幹部はこうこぼした。タフな交渉術で知られる世界最強の投資銀行も、今回は誤算続きだった。

「出口」は突然やってきた

 巨額損失を計上し危機に陥った三洋に対し、GSが1250億円を投じたのは2006年3月。長期保有が前提で、「イグジット(出口)は早くても7年後」(GS幹部)と考えていた。その間に三洋の企業価値を高め、自分たちのペースで最善のタイミングを探るつもりだったが、この時期に買い手が現れたのは予想外だった。

 さらに金融3社の立場の違いが、GSの計算を狂わせた。パナソニックと三洋の仲介役は、両社の大口融資先でもある三井住友銀。連結売上高が10兆円を超える国内最大の電機メーカーの誕生を一番望んだ同行にとって、価格は優先事項ではなかった。GSの希望額が1株250円だと知った三井住友銀首脳は「一体何を考えているんだ」と一笑に付したという。

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