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【隠れた世界企業】食の安全を守る頑丈パッキン

TOKiエンジニアリング(福岡市・ステンレス製パッキンの製造)

2009年1月9日(金)

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景気減速でも、斬新な発想でヒット商品を生む中小企業は少なくない。
本欄では、知名度は低いが世界を舞台にする全国の“隠れた巨人”を紹介。
第1回は、食の安全を守る金属パッキンを開発した福岡市のベンチャー。

 食品業界には今、消費者の厳しい視線が向けられている。

 中国産冷凍餃子への毒物混入、事故米の食用転売、さらに地下水汚染の疑いによるウインナー回収…。偽装や衛生問題が相次ぎ、食の安全への信頼が揺らいでいるからだ。

配管接合部分の内部に使用するパッキン(左)。漏れを防ぐため継ぎ目ごとに使われる(右)

配管接合部分の内部に使用するパッキン(左)。漏れを防ぐため継ぎ目ごとに使われる(右)(写真:菅 敏一)

 意図的ではなくても、重大な事件をひとたび起こせば大企業といえども、経営の根幹を揺るがしかねない。

 こうした中、食品工場での異物混入を防ぐ画期的な商品として注目されているのが、TOKi(トキ)エンジニアリングのステンレス製パッキンだ。

 パッキンとはパイプの継ぎ目に挟み、液体や気体の漏れを防ぐ器具。福岡市にあるTOKiには、大手食品会社からの問い合わせが次々と入る。

ニチレイ、コカ・コーラが頼る

 味の素冷凍食品、コカ・コーラウエストジャパン、ニチレイフーズ、マルハニチロ食品。既に20以上の食品工場と取引しており、出荷数は着実に増えている。

 いち早く自社とグループ工場への導入を決めたのがニチレイフーズだ。

 山口県下関市にあるニチレイグループの中冷を訪ねた。同社は3年前からTOKiのパッキンを導入している。同社の植田文弘工場長は商品説明を受け、即座にニチレイ本社にこのパッキンの採用を求めた。

 「食品工場では稼働前後に毎日、装置を分解して洗浄する。この時パッキンに破損があれば、そのラインで製造した食品はすべて廃棄しなくてはならない。その可能性を減らせるステンレス製パッキンはとても魅力だ」と植田工場長は語る。

 中冷の工場では魚肉のすり身などが加工処理されている。各工程へはパイプを伝って移動する。こうした製造装置の配管の接合部で数100枚のパッキンを使う。パッキンはゴム製が一般的だが劣化や変形により、製造過程で破片が食品に混入する可能性もある。それに比べて、ステンレス製は耐久・密封性が高く異物混入を防ぎやすい。

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「【隠れた世界企業】食の安全を守る頑丈パッキン」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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牛島 信 弁護士