「時流超流」

不況が生む2つの好機

グーグル新社長が読む広告・ネットビジネス

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2009年1月15日(木)

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 1月1日、グーグル日本法人の社長に辻野晃一郎氏(51歳)が就任した。辻野社長はソニー出身で、パソコン「バイオ」事業を立ち上げた。2007年にグーグルに入社し、製品企画本部長を務めた。
 辻野社長の最大の使命は、広告ビジネスの拡大だ。景気後退により既存メディアへの広告出稿が激減している中で、インターネット広告は好調を保てるのか、辻野社長に聞いた。

  日本の広告市場をどう見るか。

  不況はむしろ、グーグルにとってはチャンスだと考えている。経済環境が厳しくなれば、消費者の選別の目も厳しくなる。家電1つを取っても、より良い製品を安い店で買おうと考えるようになるからだ。精度の高い情報を求めるようになり、結果として、ネットで検索する回数が増える。

 グーグルは検索結果と連動した広告を表示するビジネスを得意としているが、この市場はまだまだ伸びる。米国ではネット広告の約40%が検索連動型なのに対し、日本は20%程度に過ぎない。正確な検索結果を表示し、ニーズに合った広告を出すことで、シェアはもっと高められると考えている。

 日本は欧米とは異なり、テレビや新聞が全国をカバーしていることから、マス広告の影響力が大きい。そのため、ネット広告への移行が緩やかで、ネット広告市場は年間6000億円程度と、総広告費の約10%に過ぎない。

 最近はネットと連動したテレビCMが増えてきた。広告主もターゲットを絞ることで、限られた予算を効率的に使う意識を強めている。ネット広告市場がさらに伸びるのは間違いない。

大企業も「クラウド」に興味

  ネットは企業のコスト削減に役立つのか。

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