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「オバマ大統領」とデルタ・ブルース

  • 横江 公美

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2009年1月16日(金)

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 明日、2009年1月17日。いよいよバラク・オバマ次期大統領のホワイトハウスへの道は最終章を迎え、同時に、米国大統領としてのプロローグが始まる。

 オバマ次期大統領と彼の家族は、1月17日に米国建国の地、フィラデルフィアで大統領就任に向けたキックオフ・イベントを開始する。フィラデルフィアから特別列車に乗り込み、首都ワシントンDCを目指すのだ。

 その途上であるデラウェア州ウィルミントンでいったん停車、そこで同地に住むジョセフ・バイデン次期副大統領とその家族も“オバマ列車”に乗り込む。その後、エイブラハム・リンカーン第16代大統領の暗殺の噂があったメリーランド州のボルチモアに立ち寄り、ワシントンDCへと入る。

常に意識の中にあるリンカーン大統領の姿

スプリングフィールドに到着したオバマ氏

2007年2月、民主党大統領予備選挙への立候補を表明するため、スプリングフィールドに到着したオバマ © AP Images

 オバマ次期大統領の列車でのワシントン入りには、メッセージが込められている。黒人の血を引く初の米国大統領として、今後予想される様々な苦労を乗り越え、新しいアメリカをつくっていくと。

 オバマ次期大統領は、節目節目のイベントで必ず意識している人物が、奴隷解放の父と呼ばれたリンカーン大統領だ。今回のワシントンDCへの列車入りも、リンカーン大統領が大統領就任時のやり方を踏襲したものだ。リンカーン大統領は、イリノイ州スプリングフィールドから2週間の列車の旅でワシントンDC入りしている。

エイブラハム・リンカーン第16代米国大統領

第16代米国大統領エイブラハム・リンカーン © AP Images

 そのスプリングフィールドは、リンカーン大統領が奴隷解放演説を行った場所だ。オバマ次期大統領にとってもスプリングフィールドは因縁の地だ。彼は2007年2月、民主党の大統領候補者選挙に立候補を表明している。

 これまでの行動を見ても、オバマ次期大統領がリンカーン大統領に対し、最大の敬意を示していることは、言うまでもない。今回の大統領就任式の宣誓で、リンカーン大統領が就任式で宣誓した聖書を用いるのだ。

 その就任式を前に、今米国で話題になっているのが、就任演説で、リンカーン大統領の演説の一節を引用するかどうかだ。オバマ次期大統領は、これまでリンカーン大統領の演説を引用することはなかったからだ。

黒人の聖地、シカゴ

 米国生誕の地から、リンカーン大統領の功績をたどるようにワシントンDCに入るという姿勢は、まさに、オバマ次期大統領が大統領を目指して歩んだ道と交差する。

 白人の母と黒人の父の間に生まれ、ハワイで育ったオバマ次期大統領は、イリノイ州最大の都市、シカゴを拠点にしたのには意味がある。イリノイ州の州都スプリングフィールドはリンカーン大統領の選挙区だったこともあり、シカゴは、黒人にとっての“現代の聖地”なのである。

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