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エマージングは国内にあり

独立系投資ファンドが挑む「ファン学連携」

  • 鈴木 亮=日経マネー編集長

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2009年1月20日(火)

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 世界的な金融危機と株価急落で、ヘッジファンドに代表される投資ファンドが、戦略の立て直しを迫られている。アジア、南米などの新興国(エマージング)市場への投資は当面、慎重にならざるを得ない。そんな中、日本の独立系ファンドが、高い技術力を持つ大学発の新興企業に投資を始めた。国内にある新たなエマージング市場と位置づけ、高リターンを目指す。ファンドと大学発企業が結びつく、産学連携ならぬ「ファン学連携」の動きだ。

京大で見つけた「宝の山」

 「宝の山は日本国内にあることが分かった」。投資会社、ディーアイティー・パートナーズの江口文敏社長は語る。

 江口氏は旧日本興業銀行の出身。興銀と第一生命保険の共同出資の資産運用会社であるDIAMアセットマネジメントから独立、投資ファンドを手がけている。2008年までは順調に成果を上げてきたが、世界的な株価急落で投資戦略の再考を余儀なくされている。

 そんな江口氏の元に昨年12月初め、興味を引く話が舞い込んだ。京都大学の桂キャンパスで産声を上げた医療技術の会社をファンド関係者が見学に行くので、一緒にどうかというものだった。医療技術の世界とは無縁だったが、経営者も社員研究者もほぼ全員が博士号保有者の会社と聞いて、関心を持った。

自社の技術をファンド関係者に説明するREIの一本松正道社長(右)

自社の技術をファンド関係者に説明するREIの一本松正道社長(右)

 江口氏らが訪れたREIメディカルは、社長の一本松正道氏が東京大学卒の工学博士。副社長の白鴻志氏は大阪大学卒の医学博士だ。

 REIはLDL(悪玉コレステロール)の血中濃度上昇が引き起こす高LDL血症という病気の新治療法の開発、事業化を目指している。この病気は心筋梗塞に直結するため、治療法は生活習慣病対策の最重要課題となっている。

 高LDL血症の治療は現在、スタチン系と呼ばれる投薬が中心で、全世界の年間売上高が3兆円に迫る大型薬品だ。REIが開発中の治療法は、人工透析に似た装置により血液中のLDLを取り除くもので、事業化すれば、その売り上げ規模は国内だけで年間200億円になると試算されている。

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