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【隠れた世界企業】モノ作り支える高精度センサー

メトロール(立川市、計測・制御用接触式センサーの製造)

2009年1月23日(金)

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計測や制御を目的とした高精度の接触式センサーを独自に開発。
工作機械、半導体、自動車など、分野を問わず採用されている。
国内だけでなく、世界62の国と地域の企業から受注が相次ぐ。

 「これはマレーシアからの受注、こちらはベトナム、あれは米国企業からの受注ファクスです」

 高精度接触式センサーメーカーのメトロール(東京都立川市、松橋章社長)では、世界62の国と地域からメールやファクスで製品供給や開発の問い合わせが連日相次ぐ。

世界最小の高精度接触式センサーでありながら、1つ7000円と安く、海外企業からの評価も高い

世界最小の高精度接触式センサーでありながら、1つ7000円と安く、海外企業からの評価も高い

 センサーは電気式や光式のような非接触式が一般的だ。物のある、なし、通過したかどうかなどの存在を検知するために多く用いられている。

 しかし、工作機械などで加工する際に位置や寸法をマイクロメートル(マイクロは100万分の1)単位の細かさで正確に測るには、非接触式センサーでは不具合が出やすくなる。機械自体が発する熱による温度や磁場の変化など、環境差異が影響するからだ。

 一方、メトロールが開発した接触式のセンサーは、熱や温度などの環境に左右されることなく、正確に微細な計測が可能だ。レーザー式のセンサーも精緻な計測が可能だが、メトロールの製品は10分の1程度の格安な価格で、製品寿命も長い。

 そのためオークマやヤマザキマザック、森精機製作所などの工作機械メーカーにとどまらず、半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンやディスコ、輸送機器のホンダなど幅広い分野から引き合いがある。国内だけではない。工作機械メーカーの現代起亜(韓国)や永進機械(台湾)など、海外の大手企業もメトロールの門戸を叩く。

作業効率を3~4割向上させる

 では、どのような場面でメトロールの接触式センサーが活躍するのか。

 NC(数値制御)旋盤などの工作機械は、金属を削る際に、刃が短くなったり、欠けてしまったりする。その刃こぼれを計算せずに機械を自動で動かすと、予定していた寸法とは違う加工を施してしまうことになる。

 工作機械を使う現場では従来、加工する金属をどれだけ削ればどの程度刃こぼれするのかを、職人がその都度計算しなければならなかった。当然、使う刃先の種類を変えれば、また一から計算しなければならない。

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「【隠れた世界企業】モノ作り支える高精度センサー」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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牛島 信 弁護士