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「介護人気」に潜む危うさ

雇用の受け皿になるのは不況期だけ?

  • 飯山 辰之介

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2009年1月27日(火)

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 1月14日。東京・池袋にあるハローワークの一室は緊張した空気に包まれていた。介護・医療事業者による合同就職面接会の会場だ。民間企業や社会福祉法人など13の業者が募集職種や待遇についてアピールしていた。

都立職業能力開発センターで介護を学ぶ若者。その動きはまだぎこちない

都立職業能力開発センターで介護を学ぶ若者。その動きはまだぎこちない (写真:的野 弘路)

ハローワーク池袋で開いた介護・医療の就職面接会に押し寄せる人々

ハローワーク池袋で開いた介護・医療の就職面接会に押し寄せる人々 (写真:的野 弘路)

 用意した42席を上回る64人の求職者が来場し、入り口の外まで人が溢れる盛況ぶりだった。「ここまで集まるとは予想していなかった」。専門援助第三部門の新井幸郎・統括職業指導官は驚きを隠さなかった。

 会場には若い男性の姿も目につく。その中の1人、今年26歳になる元正社員の男性は昨年末、勤め先の旅行会社を業績不振を理由に解雇された。「介護の仕事はいくらでもある。資格さえ取れば安定した職業だと思って来た」と男性は語った。

 「介護人気」は都の職業訓練施設でも同様だ。東京都立中央・城北職業能力開発センターでは、女性に交じって失業中の男性が介護を学ぶ。1月15日に開かれた見学会では、物流企業の元期間職員の男性(46歳)が恐る恐る車いすを押していた。彼は3カ月の雇用契約を更新しながら16年働いてきたが、昨年11月に契約を打ち切られた。

背景には慢性的な人手不足

 失業者が介護職に向かう背景には、介護業界の慢性的な人手不足がある。2007年度の有効求人倍率を見ると、全職業の平均が0.97倍なのに対し、介護関連職は2.1倍と高い水準だ。

 この現状を人材獲得の好機と見る民間企業もある。介護事業大手のケア21は介護施設の新規開設に伴い、200人を雇用すると発表した。同社の依田平社長は「不況は介護分野にとって人材を獲得するチャンス」と意気込む。

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