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【技術フロンティア】いつでもどこでも充電

非接触充電器~セイコーエプソン、三洋電機

2009年1月30日(金)

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コードや接点を必要とせず、充電式機器の利便性を高める。
扱える電力が大きくなり、規格が統一されれば応用範囲が格段に広がる。
電気自動車の普及も後押し。充電効率の向上と安全性確保が課題だ。

 パソコンや携帯電話などのモバイル機器が年々進化する中で、ほとんど機能が変わっていないものがある。充電のシステムである。電池の容量が増えて使用時間が延びたとはいえ、電池切れに泣かされたユーザーは多いはずだ。充電の利便性が高まれば、モバイル機器の利便性はさらに高まる。

 その充電器が大きく変わろうとしている。非接触充電器の登場だ。

 従来の充電器は、モバイル機器の2次電池にコードなどをつないで充電していた。それに対して非接触充電器は、コードや接点を必要としない。充電器に機器を置くだけで充電できる。原理は以前から確立しており、電磁誘導の仕組みを生かしたタイプが主流だ。

 2つのコイルを流れる電流が、磁力を介して相互に影響を与えることを利用する。充電器側のコイルに電力を流して、近くにあるモバイル機器側のコイルに電力を発生させる。この電気エネルギーを2次電池にためるわけだ。電磁誘導を利用した家電にIH(電磁誘導加熱)クッキングヒーターがある。これは、磁力で伝達したエネルギーを熱に変換して調理に使っている。

コイル間の磁力を介して充電する

非接触充電器の主流である電磁誘導の仕組み。2つのコイルに流れる電流が、磁力を介して相互に影響を与え合う。充電器側の送電コイルに電力を流すと、磁力に変化が生じて受電コイルに電力が起きる。この電気エネルギーを使ってモバイル機器に充電する。コイルの形状などを工夫することで伝送効率を高められる

 非接触充電器のメリットは、充電器とモバイル機器の双方に金属端子がないため、水などによる漏電の心配がないことだ。この特性を生かし、電動歯ブラシや電動シェーバーなど水回りの小型機器に使われてきた。

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「【技術フロンティア】いつでもどこでも充電」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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