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人気の東電も案じる学生の心

新卒採用、買い手市場でも気を抜けない…

  • 鈴木雅映子

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2009年2月10日(火)

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 「整理券が当たった。これで東京電力の説明会に参加できる」

 東京都内の大学に通う女子学生は手にしたチケットを握り締め、東京電力と書かれた会場に足を運んだ。400人は収容できる会場は満員で、整理券の抽選に外れた学生は入ることもできない。企業の担当者もてんやわんや。予想を超える数の学生が集まったため、資料を配るのも一苦労であるようだ。

これは、東電の採用活動の一場面。300社以上がブースを設けた都内の展示会場の一角で、大学生に事業内容や理念を紹介していた。ここでは、昨年まで売り手市場だった企業の新卒採用が一転、買い手市場になったことが浮き彫りになっていた。

 リクルートが昨年末に実施した調査によると、15.7%の企業が2010年卒業の学生の採用を減らすと回答。採用を増やすと答えた企業は8.3%にとどまった。就職活動が始まった昨年10月以降、景気は一機に失速。大手自動車メーカーや大手電機メーカーがリストラ策を発表すると、学生の不安は高まっていった。

就職活動スケジュールと経済景気報道

 「今年の学生は真剣」。これが各社の人事担当者の共通見解である。ある大手食品メーカーの人事担当者はこう表現する。「志望動機などを書く資料を見ると、今年は上限の行数ぎりぎりまで書いてくる。昨年は8割が白紙という学生も結構いたのに」。

 どこにも受からないのではないか――。そう不安を抱く学生たちは、応募企業の数を増やす。

 「企業から選考案内などを受け取るために登録するプレエントリーの数は前年比で1.2倍に増えている」。就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートの岡崎仁美編集長は言う。

 その中でも今年、学生からの関心が高まっている業界がある。それは電力、通信、鉄道などのインフラ業界と食品メーカーだ。各社にプレエントリーする学生数の伸びは、前年度の1.3~1.5倍になる。

 景気が後退局面に入り、昨年までの人気企業だった自動車メーカーや外資系金融などは「いつクビになるか分からないリスク」と映るようになった一方、身近なインフラ系や食品メーカーは安定的な事業の継続を期待できると思うのだろう。

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