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変えるのはあなた、政治家ではない

  • 横江 公美

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2009年2月12日(木)

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 「バイデン副大統領と私は議会に積極的に働きかけるが、それだけでは不十分である。選挙でChangeをもたらしたように、政権運営でもChangeをもたらせるように、皆さんの力を貸してほしい」

 これはバラク・オバマ大統領が就任から3日後の1月23日に、演説の中に盛り込んだ言葉だ。経済、イラク戦争、環境など米国が直面する危機を解決するために、ボランティア活動を積極的に展開してほしい、と呼びかけた。

“Change”から“Organizing for America”に

 この演説は、オバマ大統領が大統領選の時から開設していた個人の公式サイト「バラク・オバマ・ドット・コム」の中にあるブログの中で公開されている。

 そのバラク・オバマ・ドット・コムでは、トップ画面に大きく掲載しているスローガンを、選挙期間中に展開していた“Change”から“Organizing for America”に変更している。大統領就任から3日後の1月23日に行った演説で訴えた内容を、スローガンにしているのだ。

 前回紹介した通り、オバマ大統領は選挙期間中から有権者に公約や自身の主張を伝えるのに、ネットをたくみに利用してきた。その姿勢は、政権を担ってからも変わらない。

 例えば、オバマ大統領にとって就任後、最大の課題と言える大型の景気刺激策の実行でも、景気対策法案を議会で通過させるために、ネットなどを通じて様々な形で国民に支援を呼びかけてきた。

 この景気対策法案は、上院では審議を重ねたうえで、2月10日にようやく総額8380億ドル(約76兆円)規模の形で可決した。しかし、通過した法案の内容は、上院と下院で異なるため、両者を一致させる必要がある。一致が見られてから、オバマ大統領が署名し、晴れて施行されることになる。

 当初の景気対策法案は9000億ドル超と、日本円で約80兆円という巨額の規模であったため、議会ではすんなりと承認されなかった。下院では総額を8190億ドルの規模にして通過したが、特に上院では野党・共和党から抵抗に遭う。

 上院では、可決のための賛成票が与党・民主党の議員数では足りないため、共和党議員の切り崩しが必要だった。2月6日夜、議会運営を握る有力議員たちは、下院を通過した8190億ドルを約7800億ドルに減額することで合意した、と報道されたが、これで法案がすんなりと通過には至らなかった。米国では、日本や英国と異なり、党議拘束がない。議員が自分の意志で投票行動を決定できるのだ。

米ワシントン・ポストに寄稿

 こうした状況に、オバマ大統領は、議会の動きを、固唾をのんで見守ってきたわけではない。2月5日、オバマ大統領は米ワシントン・ポスト紙に「米国民が求める行動」と題する記事を寄稿し、そこで「無為無策は、不況を長引かせるだけだ」と訴えた。現職大統領の新聞への寄稿は珍しい。

 また2月5日夜の民主党下院議員の党集会で、景気対策の必要性を強い言葉で述べている。2月6日のウイークリー演説でも、景気対策の必要性を国民に向けて呼びかけている。この映像は、ホワイトハウスのホームページの中でも見ることができる。

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