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自動車、危機はこれから

減産の影響、4~6月に部品メーカーを直撃

  • 細田 孝宏,江村 英哲

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2009年2月17日(火)

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 「本日は飲み物のサービスは取りやめさせていただきます。当社は緊急対策として、あらゆるコスト低減、費用削減に取り組んでおります」

 2月4日、三菱自動車が開いた2008年4~12月期の決算説明会は、司会のこんな“お断り”から始まった。急激な販売低迷に苦しむ同社は今、本社への来客に飲み物を出していない。そこまで経費削減を徹底している。決算説明会もその対象になったわけだ。

トヨタ、2兆円の利益が吹き飛ぶ

 9日に発表が一巡した自動車業界の2008年4~12月期決算。三菱自が来客にお茶を出さないのもうなずけるほど、各社の状況は惨憺たるものだった。

 トヨタ自動車は通期で4500億円の営業赤字となる。わずか1カ月半前の12月22日に1500億円の赤字に転落すると発表したばかり。1兆6000億円だった期初見通しと比べると、2兆円を超す利益が吹き飛ぶ。ここ数年、急速に進めてきた生産拡大に伴う負担増と、ドル箱だった米国市場の急減、加えて円高が重くのしかかった。非常事態を受けて、これまでホテルで開いていた決算説明会を東京本社に変更するなど、経費削減に躍起になっている。

大手自動車3社の2009年3月期連結営業損益の予想

 厳しさは他社も同様。全自動車メーカーが通期業績を下方修正した。日産自動車の営業損益は従来の2700億円の黒字から1800億円の赤字となる見込み。ホンダは底堅い2輪事業が寄与し大手3社で唯一黒字を確保するが、それでも下方修正は4回を数えた。

 世界規模で生産調整を進める各社からは、「1~3月は急激な在庫調整の期間。ここを底にしたい」(トヨタ自動車の木下光男副社長)、「(極端な減産をしている)現在のレベルが続くとは思わない」(三菱自動車の市川秀常務)など、4月以降に期待をかけるコメントが聞かれる。

 ただ、仮に4月から生産台数が回復しても、今度は別の問題で頭を悩ませることになりそうだ。それは部品メーカーの資金繰りという問題である。

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