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【隠れた世界企業】プリント基板をクリアカット

ショーダテクトロン (浜松市・プリント基板加工機械の製造)

  • 飯山 辰之介

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2009年2月20日(金)

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プリント基板を効率よく切削できる加工機械で世界展開する。
衝撃もなく、粉塵も少ない工法で、工程短縮やコスト削減にも貢献。
超音波で振動する新型カッターで、ガラスパネルの加工の需要も拓く。

 テレビや携帯電話、そしてパソコンなどあらゆる電化製品にはプリント基板と呼ばれる板状の部品が組み込まれている。基板には集積回路やコンデンサーなど電子部品が取りつけられており、部品は基板上の電子回路で結ばれている。まさにハイテク製品を制御する心臓部に当たる。

プリント基板を持つショーダテクトロンの庄田匡宏社長

プリント基板を持つショーダテクトロンの庄田匡宏社長(右から2人目)と同社のスタッフ(浜松市の本社工場にて) (写真:髙木 茂樹)

 プリント基板は電化製品には欠かせないだけに、電機メーカーにとって基板の製造コストの低減は重要な課題となっている。

 そうしたメーカーを助けるのが、浜松市にあるショーダテクトロンのプリント基板向け切削機械「Vカットマシン」である。基板をスムーズに分割できるよう、表面と裏面にカッターで溝を入れる工作機械だ。これを使えば短時間で大量の基板をきれいにカットできる。「寸法通りに割れるので、そこから出る粉塵も少ない」と同社の庄田匡宏(まさひろ)社長は語る。

製造コスト削減を後押し

 一般にプリント基板の製造工程では、大きな基板の上に電子部品を取りつけた後、携帯電話やテレビ向けなど用途ごとに基板を割る。

 ピザの作り方をイメージすると分かりやすい。ピザ生地(プリント基板)を切り分けた後に具(集積回路やコンデンサー)を盛りつけるよりも、ピザ生地に具を盛りつけてから切り分けた方が時間もコストも節約できる。

 かつては基板の分割にはもっぱら金型を使っていた。金型で基板にミシン目を入れておき、部品を取りつけた後に衝撃を与えて基板を割る。

 しかし、この方法では目的の製品の大きさに合致した金型が必要となる。つまり新製品が出ると、その都度、金型を作り直さなければならなかった。またミシン目に沿って基板を割ると、端がギザギザになって無駄な部分が残る。これでは電化製品の小型化に限界が出てしまう。さらに、ミシン目では基板を割る時に大きな衝撃を与えるため、分割時に電子部品が外れてしまうこともあった。欠陥品が出ると、製品の歩留まりも悪化する。

 これを解決したのがVカットマシンだ。部品を取りつける前の基板の表裏それぞれに、厚みに対して3分の1程度の溝を入れておく。流れるように溝を入れていくので、少ない時間で大量の基板を加工できる。そして部品を取りつけた基板は溝の効果でスムーズに割れる。製造コストも欠陥品も減らせるとあって、国内の大手電機メーカーがVカットマシンを導入している。

コメント1件コメント/レビュー

すばらしい。世界に通用する技術を持った会社。このような記事を期待する。(2009/02/20)

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