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上場計画に透ける苦境

物言う株主・スティールに出資者が「物言い」

  • 大豆生田 崇志

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2009年3月5日(木)

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 米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパンは、サッポロホールディングスの株式買い増しを断念すると発表した。代わりに、今年3月末の株主総会でサッポロ経営陣の再任などに反対する方針を打ち出した。

 「物言う株主」の代表格であるスティールは、サッポロの発行済み株式数の18.6%を保有する筆頭株主。昨年5月にアデランスホールディングスの株主総会で社長らの再任に反対して経営陣の刷新に成功した。アデランス同様、サッポロ経営陣を揺さぶる構えだ。

サッポロを揺さぶる真意は

 「敗戦処理をしている状況だろう」。だがスティールと対峙する経営陣側の法律事務所の弁護士は、こう見透かす。

 投資ファンドには昨年9月の世界的な金融危機以降、出資者から解約要請が殺到している。償還資金の捻出を迫られ、株式の買い増しどころか、保有資産の売却を余儀なくされているのが実情だ。スティールも例外ではない。

 スティールが日本で運用している「スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド(オフショア)」は、これまで江崎グリコ、ユシロ化学工業、石原薬品の株式を自社株買いに応じる形ですべて売却。2007年に約5000億円を誇った運用規模が、約2400億円に縮小したもようだ。

 事情は、米国でも同じだ。

 日本や中国を除く地域で運用する旗艦ファンド「スティール・パートナーズ Ⅱฺ」は1993年から2007年まで年率22%の運用成績を上げた。だが2008年はマイナスに転落。出資金の38%の償還を請求され、解約を停止した。

 そこでスティールは昨年末に、奇策を打ち出した。ファンドの上場だ。

コメント2件コメント/レビュー

ハゲタカとハイエナの醜い争い、ご勝手に、ということで、さらっと読ませていただきました。金融工学など、私が生きた時代のしょせん 「あだばな」となるのですね。いっとき、高給に惹かれ金融業界に行きたいと真剣に考えた自分を恥ずかしく思います。(2009/03/06)

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ハゲタカとハイエナの醜い争い、ご勝手に、ということで、さらっと読ませていただきました。金融工学など、私が生きた時代のしょせん 「あだばな」となるのですね。いっとき、高給に惹かれ金融業界に行きたいと真剣に考えた自分を恥ずかしく思います。(2009/03/06)

物言う株主がどれだけ薄っぺらい存在だったか、非常に良く分かるこの不況ですね。(2009/03/05)

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