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立ちはだかる「エレキの壁」

ソニー、ストリンガー改革は正念場に

2009年3月10日(火)

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 「今まではブルーレイ・ディスクの普及など、ソフトの課題解決に集中してきた。これからの数カ月間は、ハードに携わるエンジニアのところに足を運び、話を聞いて回る」。本誌のインタビューに応じたソニーのハワード・ストリンガー会長兼CEO(最高経営責任者)は、エレクトロニクス部門への関与を深める意向を明らかにした。

ソニーのストリンガー会長兼CEO

4月1日から社長も兼ねる、ソニーのストリンガー会長兼CEO(写真:村田 和聡)

 2月27日、ソニーはエレクトロニクス部門とゲーム部門の機構改革を発表。ストリンガー会長が社長を兼務し、中鉢良治社長が副会長になる新体制に4月1日から移行する。この背景には、ソニーの苦戦は景気低迷や円高といった外部要因だけが理由ではないとの認識がある。「4年前のコスト削減策で収益は回復したが、抜本的にソニーを変えるところまでは成し得なかった」(ストリンガー会長)。

テレビとオーディオの溝

 2005年の中期経営方針で、ストリンガー会長はエレクトロニクス部門における事業の選択と集中を進めた。これにより、2008年3月期のエレクトロニクス部門は営業利益3560億円で過去最高。営業利益率は5.4%で、目標の4%を大きく上回った。

 エレクトロニクス復活――。そう思われたが、勢いは続かなかった。ソニーはエレクトロニクス部門の営業損益について、当初の見込よりも昨年10月に約1900億円、今年1月にはさらに約3400億円下回るとした。2009年3月期は2600億円の連結営業赤字になる見通しだ。

 「ストリンガー体制になって、エレクトロニクスと映画、携帯電話など部門の壁は取り払われたかもしれない。しかし、エレクトロニクス部門内の壁がまだ残っている」。ソニーの幹部社員は、現在の課題をこう指摘する。

 一例が、6月発売予定の薄型スピーカー。テレビ「ブラビア」のサイズとデザインに合わせた高音質のスピーカーで、テレビスタンド部分に設置すると一体感が出る。スピーカーとテレビ台がセットのラックシアターと違い、場所を取らずに済む。

 もっと早く商品化できそうなコンセプトだが、世に出なかった。なぜか。

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「立ちはだかる「エレキの壁」」の著者

戸田 顕司

戸田 顕司(とだ・けんじ)

食ビジネス シニアリサーチャー

「日経パソコン」「日経ビジネス」の記者、「日経ビジネス」兼「日経ビジネスオンライン」「日経トップリーダー」の副編集長、「日経レストラン」編集長などを務め、2016年3月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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