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鍋用カセットボンベで畑を耕す

ガス式の小型耕運機に人気集まる

2009年3月25日(水)

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 花見の季節が近づいてくると次第に縁遠くなるのが、鍋料理に使われるカセットコンロ用のガスボンベ。ところが今後、春先以降も、別の用途で使う人が増えるかもしれない。ただし、活躍の場は、食卓でなく、「畑」だ。

 この春、燃料としてガソリンでなくカセットボンベ(液化ブタン)を採用する小型耕運機が相次いで発売された。これが今、売れている。

 三菱農機(島根県八束郡)が2月に小型耕運機「エコ・ラテ」(希望小売価格10万4790円)を発売。同社系列の商社などで販売している。「家庭菜園に興味をお持ちの方からの引き合いやカタログ請求が急増している」(同社)。

 ホンダが3月に発売した小型耕運機「ピアンタFV200」は、一部ホームセンターや系列の農機具店で扱っている。価格は同じく10万4790円。年間の販売目標台数を6000台としていたが、わずか1カ月足らずでその半数、3000台が売れてしまった。

ガソリンの煩雑さを解消

 なぜガソリンでなく、カセットボンベを燃料にする必要があるのか。

 燃費で比較すれば、ガソリンの方が安い。ピアンタFV200はカセットボンベ1本で1時間、およそ32坪(約100m2)を耕せる。カセットボンベは1本100円前後。これをガソリンを燃料とする同出力の耕運機と比べると燃料効率は半分しかない。なぜ、あえて燃費の劣る新製品を開発したのか。

 それは、狙いが農業従事者ではなく「家庭菜園ユーザー」という新たな顧客層の獲得にあったからだ。

 農業従事者にとっては、燃費や肥料代は採算を左右するコストだ。耕運機を使う農地も広く、使用時間も長い。プロには、従来のガソリン式の方がメリットが大きい。

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「鍋用カセットボンベで畑を耕す」の著者

池田 信太朗

池田 信太朗(いけだ・しんたろう)

日経ビジネスオンライン編集長

2000年に日経BP入社。2006年から『日経ビジネス』記者として、主に流通業界の取材に当たる。2012年『日経ビジネスDigital』のサービスを立ち上げて初代編集長、2012年9月から香港支局特派員、2015年1月から現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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