• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ゴーンが直面する3つの難問

10周年を迎えた日産ルノー連合

  • 細田 孝宏,江村 英哲

バックナンバー

2009年3月24日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 平時であれば、華々しい式典が開かれ、自信に満ちたカルロス・ゴーン社長のスピーチが聞かれたことだろう。

 3月27日、日産自動車は仏ルノーとの提携10周年を迎える。自動車業界に再編の波が押し寄せた1990年代後半、極度の経営不振に陥った日産が会社の存続をかけて選んだのがルノーとの提携だった。その契約が結ばれたのが1999年3月27日。「世紀の合併」と称されたダイムラークライスラーが2007年に袂を分かつなど、当時の提携が次々と失敗に終わる中、日産ルノー連合は10年の歳月を数えた。

 「自動車業界の提携・合併の中で、ルノー日産のケースは唯一の成功例」。ゴーン社長はしばしばこう自画自賛してきたが、10年という節目を迎える今、想像を絶するほどの逆風が吹いている。ゴーン社長やルノーの関係者が出席して盛大に記念式典を行う計画はなくなった。

財務悪化で格付けは下がる

日産自動車の業績推移

 2009年3月期の連結売上高は8兆3000億円と前期比23.3%も減少、営業損益は1800億円、純損益は2650億円の赤字に転落する見込みだ。これを受け、世界で2万人の人員を削減するなど業績改善策を発表した。それでも市場の回復が見込めないため、2010年3月期も営業赤字が続くという見方が大勢を占めている。

 日産を倒産の淵から救い、V字型回復を成し遂げたゴーン経営だが、株価は過去にない危機に直面する現実を映し出している。

日産ルノー提携後の株価推移推移

 ゴーン体制下での業績拡大期待から2007年初頭に1500円を超えていた株価は、今年2月9日には261円まで下落。その後、やや持ち直したものの、3月16日終値時点で352円と、10年前にルノーとの提携を決めた翌営業日の終値468円を大幅に下回る。倒産寸前だと見られていた頃よりも株価が低迷しているのだ。

 ライバルと比較しても株価はさえない。上のグラフから分かるように、ゴーン神話による上昇分はすべて帳消しとなったばかりか、同じ期間ではトヨタ自動車やホンダよりも下げている。

 日産が解決しなければならない課題は何か。1つは財務体質の強化だ。

 過去に過大な債務に苦しんだ日産は、ゴーン体制の発足後、無借金経営を目指してきた。再建計画「日産リバイバルプラン」に次ぐ中期経営計画「日産180」では、自動車事業の実質有利子負債(リースなど販売事業費を除く)ゼロを目標に掲げ、2003年に達成。市場の評価を高めた。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長