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クボタ、探検家の旅行記で企業イメージ向上へ

「読ませる」サイトで滞留時間を伸ばす

2009年4月2日(木)

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 クボタは、自社ホームページ内に探検家の紀行文と写真で構成する特設サイトをオープンさせることによって、自然と環境を重視する企業姿勢の訴求に取り組んでいる。サイト名は「KUBOTA GLOBAL JOURNEY(クボタ グローバル ジャーニー)」である。2008年6~9月にその第1弾として、著名作家のロバート・ルイス・スティーブンソン氏が『宝島』を書き上げた数年後に太平洋へ旅立った足跡を追う「七年後の宝島」を同サイトに掲載。2009年2月には、有名な昔話の起源に迫る「桃太郎の川・海・山・空」を公開した。

クボタ秘書広報部広報室の山崎方義・広告シニアスペシャリスト。手前は探検家で作家の高橋大輔氏の主な著書

 クボタのホームページ内にはもともと、田んぼやコメに関する特設サイト「くぼたのたんぼ」、同社ラグビー部を紹介するサイト「クボタスピアーズ」など、企業ブランドの形成を目的とした4つの特設サイトがあった。2009年1~2月にリサーチ会社に依頼して既存の4サイトとの比較をオンラインインタビュー形式で調べたところ、「見てもらった時の反応がダントツに良かった。手ごたえを感じた」と秘書広報部広報室の山崎方義・広告シニアスペシャリストは語る。

 紀行文の執筆と写真の撮影を担当した、探険家であり作家でもある高橋大輔氏にとって、宝島や桃太郎にまつわる旅行記は以前から暖めていたアイデアだが、書籍化に至ってはいなかった。つまり、クボタ グローバル ジャーニーに掲載した旅行記は“新作書き下ろし”なのだ。それが無料で閲覧できるのだから、特に高橋氏のファンにはたまらなく魅力的なコンテンツだろう。

 このサイトは「探検家の書斎」をイメージしており、閲覧するテーマを選ぶ際は本のイラストをクリックする。古い本をめくるようにサイト上の紀行文と写真を楽しむデザインに仕上がっている。各章の最後まで読み進めると、2006年に策定したクボタの企業スローガン「水と土と空と、人のために。」や商品情報などを掲載するページにつながる。

じっくり読ませるコンテンツを目指す

 自社ホームページ向けの新しいコンテンツを企画する作業が始まったのは、2007年。クボタのホームページを閲覧した人の55%が商品情報だけを、29%が企業概要だけを見て立ち去ってしまい、1人当たりの滞留時間が短いと分かったことがそのきっかけである。前者は顧客が、後者は投資家や就職活動中の学生が閲覧していると推察された。そこで、ホームページ全体をじっくりと見てもらうことによって、事業内容や環境を重視する企業姿勢を深く理解してもらおうと考えたのである。

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「クボタ、探検家の旅行記で企業イメージ向上へ」の著者

上木 貴博

上木 貴博(うえき・たかひろ)

日経ビジネス記者

2002年に筑波大学を卒業し、日経BP入社。「日経ビジネス」「日経情報ストラテジー」「日経マネー」編集部などを経て、2016年4月から現職。製造業を中心に取材中。趣味は献血(通算185回)。相撲二段。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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