• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【技術フロンティア】水蒸気で部屋を傷めない

新型炊飯器~三菱電機、パナソニック、東芝ホームアプライアンス、象印マホービン

  • 鈴木雅映子

バックナンバー

2009年4月3日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

おいしくコメを炊く条件である強い火力の“副作用”が水蒸気や吹きこぼれ。これらを抑える機能を持つ炊飯器が相次いで登場した。内釜内部の圧力を制御して食感を高める機種も改良が続いている。

 消費不況が家電メーカーの先行きに影を落としている。白物家電の国内出荷金額は、2008年11月以降、前年同月比でマイナスが続く。

 一筋の光明が見えるとすれば、消費者の「家庭回帰」だ。外食を控えて自炊し、出費を抑えるといった傾向が強くなってきた。メーカーもそんな生活防衛意識に合わせた商品に活路を見いだす。一般の家庭なら必ず1台はある炊飯器もその1つだ。

センサーで水量を検知

 三菱電機が2月に発売した炊飯器「蒸気レスIH」は、その名の通り炊飯時に出てくる蒸気を一切なくしたことが最大の特徴である。水蒸気は家屋の壁や家具を傷める原因になり、置き場所に困っているユーザーも多かった。

 水を沸騰させながらコメを炊く以上、炊飯器の中では常に水蒸気が発生している。それが外に排出されないのは、炊飯器の中で冷やして水に戻しているからだ。蒸気レスIHは水タンクを内蔵していて、ここに蒸気を通す。

 開発・製造を担当する三菱電機ホーム機器の調理技術部、長田正史部長も「水を使って蒸気を回収する発想はシンプルで、他社の技術者も考えているはず。だが、今まで製品化されなかったのは、小型化と安全性を両立させるのが難しかったからだろう」と話す。

 今回、三菱電機が製品化に成功したのも、この課題を解決する技術を3 年越しで確立したからである。

 炊飯中、水蒸気から戻った水によってタンク内の水量は増えていく。これを放置するといずれあふれてしまうが、だからといって水が最初から少な過ぎると十分な冷却効果が得られない。そこで、適切な水位になっているかを検知するための赤外線センサーを新たに開発した。

 水の有無で赤外線の屈折率が変わることを利用する。

 水が入っていればセンサーの発光素子から出た赤外線はタンクを突き抜けていき、入っていなければ曲がって受光素子に戻ってくる。この素子を上下方向に複数並べて水面の位置を判定する。適量の範囲内に収まっていない場合はアラーム表示を出し、炊飯も始まらない。

画像のクリックで拡大表示

コメント2

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員