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傷だらけ新興市場に“挑戦者”

長期投資家を呼び込み、新規上場の激減に歯止め

  • 宇賀神 宰司,大豆生田 崇志

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2009年4月7日(火)

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 2008年度(2008年4月~2009年3月)に新規上場した会社数はわずか34社と、2006年度の187社に比べて5分の1以下に急減した。全国の証券取引所はベンチャー企業の上場を増やそうと、東京証券取引所マザーズや札幌証券取引所アンビシャスなど上場基準の低い新興企業向け市場を運営するものの、閑古鳥が鳴く状態が続いている。

 市場関係者には「景気後退で上場企業数が減っても、上場を目指す企業は減っていない」という楽観論もある。

 だが新規上場数の低迷は、一時的なものではない。証券会社や証券取引所、ベンチャーキャピタルそれぞれが抱える問題が事態を深刻化させている。

東京証券取引所
2009年度も新規上場する企業数は低迷する見通し(写真は東京証券取引所)(写真:坂井 和)

 まず企業にとって、上場の魅力が薄らいでいる。2008年に新規上場企業が株式市場から調達した金額は168億円(東証マザーズ)と、前年比で7割以上も減少。その一方で、内部統制や上場維持の費用は増加し、資金調達を目的にした上場のメリットは乏しい。本来は、将来成長する潜在力の高い新興企業を公開させる目的だったのに、証券アナリストも調査対象にしない企業が増える一方だ。

 しかも新規上場銘柄の売買高の8割を占める個人投資家が、企業の成長性そのものに信頼を置けなくなっている。2008年に新規上場した49社のうち、実に10社を超える企業が上場後1年も経たずに業績見通しを下方修正し、株価が上場初値を上回らない企業が続出しているからだ。

 さらに新興企業に資金を投じて育てるベンチャーキャピタルの機能も急速に弱まっている。

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