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テレビ報道は1分、次は季節の話題

北朝鮮ミサイル発射の日、ある中国のニュースは

2009年4月6日(月)

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 北朝鮮は4月5日午前11時30分頃(日本時間)、国際社会の警告を無視して長距離弾道ミサイルと見られる飛翔体を発射した。飛翔体は一部日本海に着水し、さらに日本の領空を通過し太平洋に着水した。北朝鮮はあくまでも「人工衛星」を搭載と主張しているが、日本をはじめとする周辺国はミサイルの発射であるとして強く抗議している。

 では国連安全保障理事国にして北朝鮮の最大の貿易相手国である中国は、今回のロケット騒動をどのように受け止めているのか。中国の首都、北京での報道を基に探った。

 中国の国営放送である中国中央電視台(CCTV)の第1チャンネル。毎日午後7時から放送される「新聞聯播」は、ネットワークを通じて中国全土に放送される。中国内で最も視聴者が多いニュース番組だ。報道内容は中国共産党の指示に基づいて編成されているとされる。であれば、中国政府の“姿勢”が見て取れるはずだ。

政府要人は植林

 午後7時、この日の番組は北朝鮮の話題で始まった。キャスターがやや硬い表情で用意された原稿を読み上げる。中国の楊外相が米国、ロシア、日本、韓国の外相と電話で協議したことなどを伝えたが、映像はなし。わずか1分足らずでトップニュースは終わってしまった。

 拍子が抜けるほど淡泊なトップニュースが終わると、今度は胡錦濤国家主席や温家宝首相などの政府要人が木を植えている映像が流れた。その長さは北朝鮮のニュースの3倍近く。黒い作業着を来た政府要人が、植えたばかりの木に子供らと一緒に水をあげている映像は微笑ましくもあった。

 中国では毎年4月5日前後を「清明節」と呼び、祖先を供養する時期とされる。この時期に国家の指導者たちが植林に汗を流すことに、特段の異論があるわけではない。ただ、北朝鮮が発射した飛翔体のため分刻みの対応に追われた日本政府や、訪問先の欧州で飛翔体が発射された直後にバラク・オバマ大統領の声明を発表した米政府との違いが際立つ。

CG使い人工衛星「光明星」を紹介

 そもそも中国は、人工衛星搭載という北朝鮮の主張を認めている数少ない国でもある。この日の放送でも午後7時20分過ぎに再び北朝鮮の話題を取り上げ、人工衛星「光明星」についてCG映像などを交えた解説を行っていた。

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「テレビ報道は1分、次は季節の話題」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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