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あの逆切れから半年、
前首相が中東で見せた“切れ味”とは

  • 児玉 博

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2009年4月10日(金)

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 改めて思うことがある。新聞記事だけでは何も見えてこない、と。
 突然の辞任記者会見の席で逆切れ、

「私は自分自身を客観的に見ることができるんですよ。あなたとは違うんです」

 と孫ほど年齢の離れた記者を決めつけるような一幕さえ演じた前首相、福田康夫

 それ以後、政治の表舞台から身を引いた形の福田の名前が久方ぶりに新聞各紙の政治面に載った。極小さな扱いのいわゆる“ベタ記事”扱いであったが。

 3月13日、政府は、福田が首相特使としてアラブ首長国連邦(UAE)及びオマーンを14日から18日にかけて訪問すると伝えた。

エミレーツではなくエティハド

 総理経験者が首相特使として外交の一翼を担うことはさして珍しいことではない。けれども、それはあくまで儀礼の色合いが濃く、実質的な果実を得るためのそれとは根本的に性質が違う。しかし、今回の福田ミッションは趣を異にしていた。

 父にして元首相、赳夫の後継者として出馬するまで丸善石油(現コスモ石油5007)に籍を置き、日本UAE友好議員連盟の会長を務める福田の意欲は選んだ空路にも表れていた。

 今回の福田が訪れるのはUAEの首都を抱える最大首長国「アブダビ」。通常であれば世界の投機マネーが洪水のように流れ込んだ「ドバイ」の航空会社「エミレーツ」が関西新空港との間に直行便を飛ばしていることから羽田から関空へ。そこで「エミレーツ」に乗り換え一路ドバイへと飛ぶ。ドバイからアブダビまでは空路わずか20分余りだ。

 福田はその分かりきった空路ではなく、羽田からシンガポールに飛んだのだった。なぜか? そこでシンガポールへ就航しているアブダビ国営航空会社「エティハド」に乗り込むためである。

 アブダビ訪問に際し、福田は面倒をいとわずわざわざアブダビ国営の航空会社のタラップからアブダビ空港に降りることを選んだのである。

2兆4000億円のビッグディール

 訪問最大の狙いは実質的な国王と見なされているムハンマド皇太子(正式な名はムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下)との会談。

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