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シスコが変える勢力図

サーバー参入、IBMや富士通などと激突へ

2009年4月22日(水)

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 「これまでシスコシステムズとはネットワーク分野で協業してきたが、サーバーに参入するとなると局面は変わる」。シスコが国内サーバー市場への参入を発表した翌々日、日本IBMの橋本孝之社長は新たな競争相手の登場に、気を引き締めるように語った。

 シスコは4月7日、自社開発したサーバーを6月までに日本国内で販売すると発表した。

ブレード(刀身)型サーバー
シスコが販売するブレード(刀身)型サーバー

 シスコはルーター(経路制御装置)やスイッチ(回線切り替え装置)などで圧倒的なシェアを持つ世界最大のネットワーク機器メーカー。これらの機器とサーバーを統合し、「ユニファイド・コンピューティング・システム」として売り出す。シスコは従来、サーバー市場で高いシェアを持つ米IBMや米ヒューレット・パッカード(HP)と一種の“共存関係”にあったが、今後はサーバーで真っ向からぶつかることになる。

8兆5000億円市場を狙う

 ネットの普及を背景に業績を伸ばしてきたシスコだが、2008年11月~2009年1月期決算ではルーターなどの不振が響き減収減益となった。そのため、新たな市場に成長の軸足を移そうとしている。

 狙うのは「クラウドコンピューティング」の進展により重要度を増しているデータセンター市場だ。日本法人のエザード・オーバービーク社長兼CEO(最高経営責任者)はこう語る。「世界のデータセンター市場は850億ドル(約8兆5000億円)規模に成長した。日本市場でシスコは50億ドル(約5000億円)の売り上げ機会がある」。

 不況によりコスト削減を迫られる企業は、自前でサーバーを保有するのではなく、「雲(クラウド)」の向こうにあるデータセンターにデータを預け、そこからネットを通じてサービスを受ける方針に転換しつつある。そこでカギとなるのが、サーバーとネットワーク機器の連携強化だ。シスコがサーバーに参入した真意はここにある。

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「シスコが変える勢力図」の著者

小笠原 啓

小笠原 啓(おがさわら・さとし)

日経ビジネス記者

早稲田大学政治経済学部卒業後、1998年に日経BP社入社。「日経ネットナビ」「日経ビジネス」「日経コンピュータ」の各編集部を経て、2014年9月から現職。製造業を軸に取材活動中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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