• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

“デジカモ”製作に湧く新緑の長井市

「早苗の中を走る姿は、歩き始めた童っこみてで、めんごい」

  • 宮嶋 康彦

バックナンバー

2009年4月24日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 関東は新緑の季節。桜はどのあたりで満開だろう、と思い、おおざっぱに予想して山形県長井市の友人に電話をかけた。おりしも「伊佐沢の久保桜」(樹齢1200年)が満開(4月22日)だという。

画像のクリックで拡大表示
画像のクリックで拡大表示

 「きょうは長井市の商工農の集まりがあってさ、今、酒飲みが始まったところ」

 と上機嫌。新緑の進み行きはどうだ、と訊ねれば「山も久保桜も、それから人もいっぺんに春爛漫だよ。『スウィングガールズ』で知られた山形鉄道ってわかるでしょ、先ごろ社長を全国から公募してね、東京の有名旅行社の生え抜きのEさんが応募してさ、めでたくご就任となった、41歳。相変わらず長井は優秀なIターンが多い」とふるさと自慢の舌がなめらかだ。

 雪国の長い冬のあいだ、大根を賽の目に切ったり、千切りにもしたり、工夫をしながら耐えた季節が去り、そこで生まれ育った友人の、ちょっとした物言いを明るくしている。長井の春は、地面を隠すように大犬の陰嚢(オオイヌノフグリ)や姫踊り子草(ヒメオドリコソウ)が蔽(おお)い、辛夷(コブシ)や桜の花が一斉に開花する。今が、そのときだ。

画像のクリックで拡大表示
画像のクリックで拡大表示

 友人の斉藤理喜夫の口から、土地のもの言いで「くぅぼざくら…」と聞かされるとき、老木の枝を支える柱の数では、おそらく日本随一の桜木の花の姿と、花咲か爺さんの装束で花狩りの人をもてなす保存会の人々の顔が、この上もなく好ましく眼の前に現れる。

 「ちょっと待って、今、ぼくの席の横にいる遠藤さんに代わるから、デジカモの仕掛け人だよ」

 「なに ? そのデジカモって ? 」

画像のクリックで拡大表示

コメント6

「奥深き日本」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

定年後の社会との断絶はシニアの心身の健康を急速に衰えさせる要因となっている。

檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師