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SFCGの暴走を許した利害関係者たち

月給30万円の役員が刑事責任を問われる可能性も

2009年4月24日(金)

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 ここまでくると、もはやマンガである。

 「松濤の豪邸は妻が代表を務める会社名義で、1カ月当たり1525万円の家賃をSFCGが負担。昨年10月からは3150万円に引き上げ」「昨年8月から大島(健伸)氏の役員報酬を月額2000万円から9700万円に引き上げ、他の役員は一律30万円」「民事再生申し立て前の4カ月間に、約2670億円相当の資産が大島氏の親族企業などへ無償や格安で譲渡」――。

 商工ローン大手SFCG(旧商工ファンド)の破産手続き開始決定の記者会見に臨んだ破産管財人である瀬戸英雄弁護士は、「極めて悪質な財産隠し」であるとし、特別背任や詐欺再生の疑いで、大島健伸氏ら旧経営陣の刑事告訴も検討する方針であることを明らかにした。

 それにしても、特別背任や詐欺倒産の疑いがかかるリスクが最も高い倒産直前に、これだけのことをやってのける大島氏の腹の座りっぷりは超人的だ。

 過去、特別背任の罪に問われた一流企業のエリートは数多い。逮捕・勾留時に小菅の東京拘置所で受ける屈辱的な身体検査で、大抵のエリートは決定的とも言えるほどの精神的ダメージを受けるというのはよく知られた話だ。

 たとえ無実であっても、そして後に起訴されるか否か、無罪になるか有罪になるかにかかわらず、逮捕・勾留に対する恐怖は並大抵のものではないのが普通の人間である。大島氏はその恐怖とは無縁の人なのかもしれない。

資産流出に誰も「異議なし」

 もっとも、大島氏本人の感性が超人的であるにしても、大島氏の暴走を許したステークホルダーの責任も見逃すべきではない。

 まず財産流出の問題である。取りあえず破産管財人が会見で明らかにしたのは民事再生申し立て前4カ月間に関する事柄だが、堂々とプレスリリースを出して行われた、SFCGにとって不利な条件の取引は1つや2つではない。

 一昨年12月にMAGねっと(現MAGねっとホールディングス)からT・ZONEキャピタルを買い取った際にはMAGねっと側に10億円の売却益が発生しているし、昨年8月には同じくMAGねっとから不動産事業などを手掛けるイーマックスを58億円で買収しているが、この価格はイーマックスの純資産の1.39倍。MAGねっと側の売却益は5億円だった。いずれも割高な価格での資産取得が疑われる取引である。

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