• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【株価が語る】西日本旅客鉄道 安全の重み、収益にブレーキ

  • 鈴木 裕美

バックナンバー

2009年4月27日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 西日本旅客鉄道(JR西日本)の株価が歴史的安値に沈んでいる。2008年8月末、52万9000円の高値に達した直後、世界経済が危機的様相を呈すると、一本調子で下げ続けた。

 年明け後はさらに下げ足を速め、今年3月16日には29万4900円をつけた。1996年10月の上場以降、30万円を割るのは初めて。上場来安値だった2000年2月22日の30万5000円を9年ぶりに更新した。現在、30万円台には戻したものの、復活の兆しは見えない。

収益源の新幹線の利用が減少

 嫌気される一因は「昨年、策定した2012年度までの中期経営計画(中計)で収益拡大の原動力と見込んだ山陽新幹線がダメージを受けた」(大和総研の一柳創アナリスト)ことだ。景気悪化で企業が出張を抑え、観光客も減った。「のぞみ」「ひかり」の利用者数は今年に入り、前年同月を割っている。

JR西日本の株価の推移

 3月28日から始まった高速道路のETC(自動料金収受システム)割引も懸念材料だ。既に瀬戸中央自動車道と平行して走る瀬戸大橋線など在来線で乗車率が2~4%落ちているという。

 対抗すべく、格安切符を続々と企画している。新幹線「こだま」を通常の約4割引きとする「こだま指定席往復きっぷ」や、JR西日本と四国旅客鉄道(JR四国)全線、九州旅客鉄道(JR九州)の一部の自由席を乗り放題とし、指定席も利用できる、通常の6割前後安い「西日本パス」がそれだ。

 成否はゴールデンウイークの集客状況で決まる。効果が芳しくなければ、客単価が落ちた分の穴埋めが持ち出しとなり、経費がかさむ懸念がある。

 とはいえ、景気の悪化や高速道路との競合は、上場するほかのJR2社も同様だ。ここまで株価が低迷するのは、JR西日本に特有の要因もある。投資コストが収益を圧迫するのだ。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長